こゆのときどき日記

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「「若者」をやめて、「大人」始める」を読んで

概要

タイトル:「若者」をやめて、「大人」始める

著者:熊代亨

 精神科医の熊代亨氏が20~40代に向けて「大人」になるとはどういうことか自身の経験も踏まえて述べています。

 普段語られないような「若者」から「大人」になることのメリットについても語られています。

  「大人」になりきれていないと感じる人、いままさに「若者」と「大人」の境界線を渡ろうとしている人の行く先を、ほんの少しだけ照らせるような本を書いたつもりです。人生の少し先の風景を、ちょっと覗いてみませんか?

(はじめに p009)

構成

はじめに

第1章  「若さ志向」から「成熟志向」へ

第2章  「大人」になった実感を持ちづらい時代背景

第3章  「大人のアイデンティティ」への軟着陸

第4章  上司や先輩を見つめるポイント

第5章  後輩や部下に接するとき、どう振る舞うか

第6章  「若者」の恋愛、「大人」の結婚

第7章  趣味とともに生きていくということ

第8章  「歳を取るほど虚無」を克服するには

おわりに

ポイント

 自分の成長から他人の成長へ目を向けられるようになることが「大人」へ変わっていくと述べています。

 確かに若いうちは時間やコストを自分自身へ使っていくとパフォーマンスも上がっていきますが、大人になるとなかなかそうもいかなくなってくることは私も感じます。

 対して人に教えるなどした方が全体として効果が高くなるというのは腑に落ちました。

 後進への育成を通じて組織に貢献できることが「大人」の第一歩と感じました。

 

 感想

 昔に比べて明確に「大人」になるという儀式や集団に属する機会は少なくなってきています。

 意識しないと「若者」から「大人」になることも難しいのかと感じました。

 「大人」になると新しい悩みもありますが、新しい楽しみも見えてくると思います。

 本書では年上の方関わることで学べることは多く、年下の方と関わることで伝えられることがあると述べています。

 「大人」へ変わることが難しい今、読んでみると自分の人生を見つめなおす参考になるかもしれません。

  ご一読ありがとうございます。

 

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