概要
タイトル:教える技術
著者:石田淳
作画:temoko
教える技術について、科学的なメソッドを用いて解説しています。
私はマンガ版を読んだので、より分かりやすく物語の中でどのように教えればいいのかが展開されています。
本書でお伝えする「教える技術」の最大のポイントは、部下の”やる気や根性”ではなく「行動」に着目して、指導や育成を行うということ。
「いつ・誰が・どこで」行っても効果が上がる科学的なメソッドなので、教え手(上司)と学び手(部下)がどんな人でも、”(組織の中の2割のハイパフォーマーを除いた)残り8割の人たち”を短時間で戦力に変えることができます。「教える技術」の実践は、必ずやあなたとあなたの部下や後輩を救うでしょう。
(はじめに p4)
構成
主な登場人物
はじめに
Prologe 行動科学で「教える技術」とは?
Chapter1 「教える」とはどういうことか?
Chapter2 どう伝えればいいのか?
Chapter3 ほめることが人を成長させる
Chapter4 継続するために
Chapter5 教える技術は最高のワザ
おわりに
読むきっかけ
最近人に教える機会が多いのですが、いまいち上手くいかないので参考にしたいなと思い手に取りました。
感想
マンガ形式だと絵的にも頭に入ってくる点が理解しやすくなるのがいいですね。
個人的には「~女子」「マンガ版」で解説されているものは内容が分かりやすくされていて、とっつきにくかったり難しそうだったりするものには特に合っている気がします。
特に参考になった点は
”「わかりました!」をあてにしない”
”部下の成長をサポートするために”
というところでした。
それぞれ「教える」とうことについて勉強なる内容でした。
きちんと理解した上での「わかりました!」なら問題ありませんが、
・実は分かっていないけれど、「わかりません」とは言いづらい
・本人はわかったつもりになっているが、実は間違った理解をしている
・わかったのか、わかっていないのか、本人が分かっていない
・・・といったケースが多いのが現実です。
どんなに一生懸命教えたつもりでも、実際にはわかっていないのであれば、その指導や教育は失敗です。
(Chapter2-1 「わかりました!」をあてにしない p84-85)
私たちは”仕事ができるようになってもらうため”に部下に仕事を教えますが、実は仕事の内容を「教える」だけでは不十分なのです。なぜなら「知識を身につけた・できるようになった」ということと、「身につけた知識や技術を、日常業務の中で実際に活用し続けること」の間には大きな隔たりがあるからです。
(Chapter3-1 部下の成長をサポートするために p124)
普段から心がけて仕事していきたいですね。
ご一読ありがとうございます。