概要
タイトル:ポジティブに会社を辞める本
著者 :中森勇人
会社を辞める前に知っておきたいことや心得などが述べられています。
特に、在職中に確認しておいて良いことや見積もっておいた方が良いことは参考になります。
この本を読み終わったあなたの未来は明るい。なぜ、分かるのかって?それはあなたの可能性を止めている「会社」の存在がきれいサッパリなくなるから。一日も早く、つまらない人間関係、常識、仕事から解放されてください。世界は〇〇会社の誰々さんではなく、あなた自身に期待をしています。
(はじめに p9)
構成
はじめに
第1章 資金がなくても辞められる
第2章 家族に支えられるから会社を辞められる
第3章 ノウハウがなくても転職できる
第4章 環境が整っていなくても独立できる
第5章 自分に自信がなくても独立できる
おわりに
ポイント
会社勤めの賞味期限
本書では、会社勤めの賞味期限の目安として以下の10ポイントを挙げています。
①たいていの仕事は人に聞くことなくこなすことができる
②周囲から仕事の進め方について聞かれることが増えた
③3つ以上の部署を経験した
④どこに何を頼めば、どのくらいの納期で上がってくるかの予想がつく
⑤得意先の声を聞いただけで注文かクレームかが分かる
⑥出張先に定宿がある
⑦新たに名刺交換をする機会が減った
⑧定時前に日報が書き終わっている
⑨専門書を読まなくなった
⑩職場で緊張することがなくなった
5つ以上当てはまれば、賞味期限が近づいています。
7つ以上なら賞味期限を過ぎているとのことです。
働けないというようり、経験値として働いて得られるリターンがなくなってきているのに気づく目安にもなります。
もしくは、仕事が円熟しているのかも知れません。
組織や社会で決められている物差しから少し離れて、キャリアについて考えるきっかけにできると思います。
感想
会社を辞めることに対してポジティブに捉えています。
やっておいた方がいいこと、確認しておくべきことありますので、辞める予定のある方は読んでおいた方が良いです。
退職心得書、独立心得書といった感じです。
退職予定のある方、方にとってもおすすめな一冊です。
ご一読ありがとうございます。