こゆの読書と美術の備忘録

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「働けるうちは働きたい 人のためのキャリア教科書」を読んで

概要

タイトル:「働けるうちは働きたい 人のためのキャリア教科書」

 著者:木村 勝(ライフデザインアドバイザー)

 中高年専門のライフデザインアドバイザーの木村勝さんがキャリアについて述べています。

 定年に向けたキャリアについて、考え方や選択肢について解説しています。

 

 ビジネスパーソンが選びうる選択肢は、突き詰めれば次の4つしかありません。

・「今の会社に勤め続ける」

・「転職する」

・「出向する」

・「独立起業する」

 どの選択肢が良いか悪いかが問題ではありません。それぞれのシナリオを冷静に自ら分析の上、流されることなく「自分で意思を持って選択し実行」することが重要です。自ら選択し、実行したことに後悔は残りません。

(中略)

「意思あるキャリア選択と躊躇なき行動」により、「働けるうちはいつまでも働ける」人生を実現すること。これが本書のテーマです。

(プロローグp6-7)

構成

プロローグ

第1章 人生90年時代、どうキャリアを考えるのか

第2章 人事のプロがリアルに教える4つのキャリア選択肢

第3章 定年前に知っておきたいキャリアチェンジの基礎知識

第4章 人生90年時代の実践的キャリアチェンジ術

 読むきっかけ

 

本書は、人生90年時代として定年前からキャリアについて考えるという内容です。

定年というとまだだいぶ先の話なのですが、先々どういったことが起こるのか、考えていかなければいけないか知りたくて読みました。

感想

  印象に残った点は、ビジネスパーソンのキャリアの選択肢として

・「今の会社に勤め続ける」

・「転職する」

・「出向する」

・「独立起業する」

の4つのシナリオについてそれぞれ事例を交えて解説しています。

 それぞれの解説は分かりやすく将来像がイメージし易いないようになっています。

どのシナリオも定年になってから考えては遅くて、前々からのリサーチ等の準備が必要なのかなと感じました。

 

 「家族キャリアマップ」というものも上げており、家族とキャリアを共有することの大切さを述べています。

 キャリアを共有するという視点で考えるきっかけを貰うことができました。

「家族キャリアマップ」を作成する効果は次の通りです。

①家族のイベントを入れ込むことによって独りよがりではない現実的なキャリプランが作成できる

②作成の過程で家族とともに過去の振り返り、将来プランの共有化ができる

③あらためて「同じ船に乗る仲間」という意識が湧きあがり、責任を持ったキャリアプランを推進しようというモチベーションにつながる

(第4章 人生90年時代の実践的キャリアチェンジ術 p217)

 

 将来について不安も多くありますが、今からひとつひとつ積み上げて悔いのない選択を出来るようにしていきたいです。

 

働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書 [ 木村勝 ]

 

知らないと後悔する定年後の働き方 (フォレスト2545新書) [ 木村勝 ]