こゆの読書と美術の備忘録

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「宝くじで1億円あった人の末路」を読んで

概要

タイトル:宝くじで1億円あった人の末路

 著者:鈴木信行

 様々な選択や出来事があった人のその後について書かれています。

  大学時代から放浪生活(バックパッカー)を続け、新卒での就職を見送り、20代を旅人として過ごせば、どんな人生になるかご存じですか。新卒採用主義の日本ですから、何となく”やばいこと”になりそうなのは誰だって分かりますよね。でも、その先の人生がどうやばくなるのか、はっきり正確に教えてくれる人はなかなかいません(不確かな情報はネットにいくらでも転がっていますが)。

(中略)

 社会構造が単純だったひと昔前は、人生で、ある「選択」をするとどんな「末路」になるか、大体分かっていました。

 「結婚」すれば、出産・子育てを経て、「平凡ながらそれなりに幸福な日々」が大抵待ち受けていたし、無理をしてでも「マイホーム」を買えば、ローンの支払いという苦労はありながらも、最終的には「一定の資産形成」に結びつきました。

 でも今は、そんな保証は全くありません。離婚だって、住宅ローン破産だって珍しくない時代です。多くの人が経験する「結婚」や「マイホーム購入」でさえ、どんな結果を招くか判然としないのですから、「若き日のバックパッカー生活」や「友達がいない日常」の末路が一体どうなるかなど、誰にも分かるわけがありません。

 だったら、気になる様々な選択の末路を専門家や経験者に取材してしまえばどうか。その選択をした後に待ち受ける運命がどんなものか分かっていれば、より多くの人がもっと人生を楽しむ社会になっていくかもしれないー。そんな発想から、本書の企画は始まりました。

 

(はじめに p1~3)

構成

はじめに

第1章 やらかした人の末路

第2章 孤独な人の末路

第3章 逃げた人の末路

第4章 変わった人の末路

第5章 怠惰な人の末路

第6章 時代遅れな人の末路

第7章 仕事人間の末路

おわりに

取材協力者

参考文献

 読むきっかけ

  観るだけ美術部長 (id:mirudakeartclub)さんがコメントでこの本を読んでいたと書いていただいていたので、興味を持ったので読んでみました。

 感想

 多くの選択肢をした人の「末路」について取材の結果を知ることが出来て面白かったです。

 個人的に印象に残った「末路」は

 ・宝くじで1億円当たった人の末路

 ・キラキラネームの人の末路

 ・賃貸派の末路

 ・留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路

 ・体が硬い人の末路

ですね。

 意外と何とかなるんだなと思うようなものだったり、これはヤバいなと思うような結末だったりと自分の体験できない人生を垣間見ることが出来て面白い本でした。

  ご一読ありがとうございます。