概要
タイトル:55歳からのリアル仕事ガイド
年金をもらいながら働く、新しい生き方
著者:松本すみ子
定年後のセカンドキャリアの仕事としてどんなものがあるか、どのような準備をすればいいのか、実例を交えて紹介しています。
定年後の仕事を現役時代の延長から探す人、現役時代と全く違う仕事を始める人、様々な展開を知ることができます。
本書では働き方によって、「現役時代の仕事を活かした」「新たに資格を取って働く」「前職にこだわらずに働きたい」「自分で仕事をつくる」「今までもこれからも同じ働き方で」「移住先で仕事を見つける」「好きなことで生きる」「ボランティアとして働く」と項目を分けてさまざまな働き方を紹介しました。
(はじめに p3)
構成
はじめに
第1章 55歳からの働き方・お金の基礎知識
第2章 定年後の仕事のリアル
第3章 定年後の仕事の探し方
第4章 シニアの仕事と資格紹介
エピローグ プロ奢ラレヤーの野望
おわりに 「あきらめる」とは強さだ
ポイント
個性的なセカンドキャリアの紹介も様々されていますが、私が気になったのは会社員からの展開として、自分の経験を活かしてキャリアコンサルタントをされているという事例がいくつかありました。
今は、国家資格にもなっているので、イメージしやすい話としてこういうこともあるのかと参考になりました。
セカンドキャリアの事例とともに、価値観として大切にしたいことについても述べています。
「医」「職」「住」「楽」
「医」・・・健康が基本(健康診断の受診)
「職」・・・働く機会、活動する機会(収入と生きがい)
「住」・・・家と家族は生活の基本(住居、地域社会とのつながり)
「楽」・・・生活の質、充足感(充実した人生、好きなことをする)
紹介されている事例をこの点を照らし合わせて読み進めていくと面白いと思います。
感想
さまざまなキャリアの事例紹介されていますので、自分のやってきたこと、どんな人生を過ごしたいかで参考になるものを読んでいくといいと思います。
何にせよ、その歳になってから考えては間に合わないので、事前準備が大切です。
私としては、55歳と言わずもっと早く考えてもいいのではないかと感じています。
将来来るであろうセカンドキャリアとしてどんな働き方があるのだろうと思っている方にお勧めです。
ご一読ありがとうございます。