概要
会場・期間
会場:山口県立美術館
会期:5月26日(火)~6月7日(日)
企画展開催概要
19世紀のデンマーク絵画の変遷とヴィルヘルム・ハマスホイの作品を鑑賞することができます。
2008年秋の東京、上野。無名の画家の静かな作品が、18万人を惹きつけました。画家の名はヴィルヘルム・ハマスホイ(1864–1916)。フランスで印象派が生まれ、ゴッホやゴーガンが活躍し、ピカソが独自の絵画を描き始める頃、ハマスホイはデンマークの首都コペンハーゲンの自宅の室内で、抑えられた色調の静謐な絵画を黙々と描いていました。西洋絵画が華々しい展開を遂げた19世紀末にあって、ハマスホイ作品の静けさはひときわ異彩を放っています。
東京での伝説的な展覧会から10年余り。ハマスホイの作品がついに、西日本ではじめての公開となります。本展ではさらに、ハマスホイの珠玉の作品とあわせて19世紀デンマーク絵画の傑作の数々をご覧いただき、ハマスホイという特異な才能を育んだデンマークの豊かな芸術文化を幅広くご紹介します。(ホームページより)
ヴィルヘルム・ハマスホイ
コペンハーゲン出身の画家。自宅を描いた静謐な室内画で生前高く評価された。没後、戦間期を境に母国デンマークでも忘れられたが、20世紀末以降、欧米の主要な美術館で次々と回顧展が開催され、現在、世界的に評価が高まっている。作品は今日も個人蔵のものが多く、日本の公立美術館に所蔵されているのは、国立西洋美術館の1点のみ。日本で実物の作品を見るのが極めて難しい画家のひとり。
(ホームページより)
展示品感想①(デンマーク絵画)
きよしこの夜
クリスマスの家族の様子が描かれています。
クリスマスツリーを囲んだ家族が暖かい気持ちにさせてくれます。
詩人ホルガ・ドラクマンの肖像
詩人の老人がゆったりと座っている姿が描かれていますが、ゆったりとしたたたずまいで老後はこういう風に過ごしいなと思う絵でした。
展示品感想②(ヴィルヘルム・ハマスホイ)
室内
室内にたたずんでいる妻の後姿を描いていますが、静かな情景がこちらの気持ちも落ち着かせてくれます。
他にも室内の絵を数多く描いており、ハンマスホイの代表的なテーマとして知られています。
ライラの風景
ハンマスホイの風景画ですが、直線的な表現で静けさを感じましたが風景画は曲線や暖かみのある色彩で描かれています。
室内画とは違った印象を楽しむことができます。
まとめ
19世紀のデンマーク絵画の明るい表現からハンマスホイの静寂を感じされる表現が対照的で当時のハンマスホイの作品が独特なものであったことを感じさせてくれます。
ハンマスホイは自宅の室内画を数多く描いていて、同じ物の変化などを感じながら鑑賞して楽しめました。