概要
タイトル:芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本
-知識がなくてもできる教養の磨き方ー
著者:藤田令伊
美術が詳しくなくても美術や美術館を楽しむ方法が書かれています。
本書では美術館という素敵な箱を通して、自分の感性やセンス、ものの見方を磨く方法を探っていきます。たとえば、こんな具合です。
・美術館のカフェに座ると「人生の景色」が見えてくる
・金曜日の夜に美術館へ行くと、素の自分に出会える
・美術館を早歩きで歩くと、好きな作品が見つかる
・イヤホンガイドを上手に活用するちょっとしたコツ
いかがですか?どれも簡単に試すことができて、自分のものの感じ方や見方が変わりそうな気がしませんか? しかも、これらの方法には、芸術の深い知識は必要ありません。
いま、ビジネスの世界では、単純な知識より、見た映画やアート、聞いた音楽などから得られる「教養」が注目されています。
本書で紹介される方法で美術館を歩けば、そうした「教養」も自然と身についてくることでしょう。
あなたの感性やものの見方を育てるきっかけとして、本書がお役に立てば幸いです。
(Prologue p8~9)
構成
プロローグ
第1章 美術館という箱を存分に楽しむ
第2章 美術館へ行く前に大きな誤解を解く
第3章 美術館を楽しく軽快に歩く
第4章 アート作品の見方を劇的に変える
第5章 深く鑑賞する力を手に入れる
おすすめの美術館100
読むきっかけ
美術館へ行っていろんな作品を鑑賞することは好きなのですが、特段詳しいわけではない。
けれどもっと楽しみたいと思っていたので、手に取って読みました。
感想
本書を読んでみて、美術とか詳しくなくてももっと自由に楽しんでみようと思いました。
個人的に参考になった鑑賞の仕方については
・パンフレットの有効活用の仕方
①美術館全体像を頭に入れる
②美術館のメッセージを汲み取る
③美術館の目玉作品をチェックする
④注意事項をもれなく確認する
⑤パンフレットは捨てずに日付を記入し、記録に残す
・作品と自分のあいだに「個人的な物語」を見出す
・「もしこうだったら」と想像してみる
という点でした。
今度、美術館へ行くときに思い出して鑑賞して楽しみたいと思っています。
ちなみに、おすすめの美術館100に山口県の「毛利博物館」が紹介されていました。
ご一読ありがとうございます。