こゆの読書と美術の備忘録

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「感情にふり回されないコツ」を読んで

概要

タイトル:感情にふり回されないコツ

著者:辻秀一

 スポーツドクターの辻秀一氏が心の状態を安定させてパフォーマンスの質を上げるということを述べています。

  乱れた心を自分自身で整えて自然体の状態に戻していく方法について知ることができます。

「あめが降ったら憂鬱になってしまう」

このメカニズムの中に、”いやな気分を手放す”ヒントがある。

一流は知っている「心を整える」脳の技

ライフスキルを使いこなすコツをわかりやすく紹介。

(表紙裏)

構成

はじめに

第1章  ”ややこしく”考えるから感情にふり回される

          シンプルなコツを知り、「状況」と「環境」に適応する人は”あらゆること”がうまくいく

第2章  メンタルトレーニング専門のドクターが教える

     「心が乱れる時間」を減らすコツ

          根拠にしがみつかないことで、自分の中にブレない軸ができる!

第3章  心が整えば、脳は自然に”自分にふさわしい選択”をしてくれる

      「人生の質」は「選択の質」で決まる!

第4章  心が疲れない人は、作業をしない人

       心を満たし、消耗させない習慣

第5章  いやなことでもご機嫌でやる秘策

      「仕事」も「勉強」も・・・・・・自分次第で本気度は上げられる

第6章  自分も相手も”心がラク”になる人間関係の作り方

       他人に依存するコミュニケーションから自分を解放してあげよう

特別付録 見るだけ心が整う10の言葉

       感情にふり回されそうになったら、この言葉をながめてみよう

おわりに

ポイント

 本書ではパフォーマンスを2つの要素と定義しています。

 ・何をするのか   →行動の内容

 ・どんな感情で行うか→心の状態

 そしてこの要素は2つの脳の機能が働いています。

 ・脳の認知による機能 →状況の認識、意味づけ(雨→憂鬱など)

 ・脳のライフスキル機能→心を安定させる

 脳の2つの機能を使って、心の状態を自分自身でとり戻すことができます。

 脳の機能を使うということは、自分の中で処理できることで心の状態を安定させていけると述べています。

 まずは、自分の感情の状態を自分自身で認識することから始めることが大切です。 

 感想

 自分の心を自分自身でコントロールしていこうという点が魅力的だと感じました。

 外部状況によって感情が乱れてしまうことは誰でもあると思います。

 私はよくあります。

 そこから、自分自身の力で心を安定させていく助けになるかと思いました。

 本書の最後に「見るだけで心が整う10の言葉」がありますがその中で個人的に特にいいな思った言葉です。

限界も悩みも、すべて自分がつくる”ただの妄想”である

  ご一読ありがとうございます。

 

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