こゆの読書と美術の備忘録

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【読書】水木さんの「毎日を生きる」

概要

タイトル:水木さんの「毎日を生きる」

著者  :水木しげる

 水木しげるさんが、「幸せ」についてインタビュー形式でお話しされています。

 幸せにつながることとして、運や勘についての考え方、仕事やお金についての向き合い方など独特で面白い視点の物事の見方を知ることができます。

 飄々とした水木さんのお話をうかがうなかで、我々はできる限り本音に迫りました。来年(2012年)で90歳を迎えられる水木しげるさんの人生から滲み出る言葉の数々には、心の琴線を震わせるお話が散りばめられています。

(中略)

 “水木流・生きる知恵”を、心に留めていただけますように。

(『はじめに』に代えて〜編集部より〜 p2)

構成

プロローグ

序章:  幸せの仕組みを理解している人はごくわずか

第1章: 幸せになるのに、知っておいた方がいいこと

第2章: 生きていることはすばらしい

第3章: 幸せは向こうからやってはこない

第4章: 水木さんの「生きる」知恵

第5章: 水木さんは生きたかったんです

短編漫画「幸福の甘き香り」

水木さんのこれまでの歩み(年表)

ポイント

お金は大事

 戦争などで命が危険にさらされる経験のある著者ですが、

そもそも楽しさとか笑いとか、そのベースにあるのは金です。

(序章 幸せの仕組みを理解しているの人はごくわずか p20)

と、バッサリ話しています。

 そして、どんな仕事なら、どのくらい稼げるのか、幸せのもとになるマネーの仕組みを知らなければいけないと述べています。

 ある種、今の社会の本質じゃないのかと感じます。

 上手くお金と付き合いながら生きていかないと苦しくなってしまいますね。

 私のイメージだと水木さんは、「お金がなくてもなんとかなる」的な考え方なのかなとと思っていたのですが意外でした。

勘の良さ

 本書のお話のなかでは、度々勘の良さの重要性について述べられています。

 紙芝居、貸本漫画、漫画雑誌へと時代の流れと共に活動する媒体を移しています。

 衰退するものを感じ取って行動へ移すことの大切さについて話しているのですが、その時に世の中の流れを感じ取る勘の良さがないとダメ、人の尻尾ばかり追うようなことをしてるとダメだと述べています。

 この「勘」は獲得するのが難しく、7〜8割の人は持っていない、つまり大金持ちになれるのはごく少数とバッサリ切り落としています。

 勘の良さ、私はあまり自信がないですね。

 身につけた知識や技術の使い先や向き不向きの見極める「勘」は人生で重要な要素だと思います。

 勘の磨き方、知ってる人がいたら教えてください。

幸福の甘き香り

 ねずみ男を主役の短編漫画です。

 幸せについて、面白く、そして儚く描かれています。

 話の作りも上手い、と思わせる読んでみる価値ありだと思います。

 感想

 幸せについて、仕事について、お金について、そして生きることについて、バッサリ水木さんのお話が語られています。

 ある種、悟っている感じが読んでいて堪らなく面白いので、悩んだり割り切れない思いを抱えている方にはおすすめの一冊かもしれません。

 ご一読ありがとうございます。