こゆのときどき日記

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「となりの億万長者」を読んで

概要

タイトル:「となりの億万長者」

 著者:トマス・J・スタンリー & ウィリアム・D・ダンコ

  訳:斎藤聖美

 アメリカの億万長者についてどんなライフスタイルや考え方を持っているのかインタビューしたりした内容が述べられています。

  資産家のライフスタイルは、金が貯まるようにできている。私たちの調査から、次の七つのポイントが資産を築く成功の秘訣だということがわかった。

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1 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。

2 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金をよく配分している。

3 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。

4 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。

5 彼らの子供たちは、経済的に自立している。

6 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。

7 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。

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(イントロダクション p21)

構成

イントロダクション

1 となりの億万長者を紹介しよう

2 倹約、倹約、倹約

3 時間、エネルギー、金

4 車であなたの価値が決まるわけではない

5 親の経済的援助

6 男女平等・家庭版

7 ビジネス・チャンスを見つけよう

8 職業:億万長者対遺産相続人

謝辞

著者のノート 億万長者の見つけ方

 読むきっかけ

 有名な本なので、いずれ読んでみたいなと思っていました。

 アメリカの話とはいえ「となりの」というワードに興味をそそられました。

 感想

 アメリカの億万長者の話で日本とは状況が違うところもあると思いますが、お金についての向き合い方に参考になる本だと思いました。

 収入ももちろん大切ですが、入ってきたお金をどう使うが重要と語っています。

 特に家族(親子)の関係について、援助をしたり、されたりする悪影響についても語られています。内容も1/4ほどをかけて述べており、経済的に自立することがいかに重要かと感じさせられます。

   子供に経済的援助を与える親は、若い頃に資産を築き、質素で金をあまり使わない生活をしてきた人に多い。

ところが子供や孫にプレゼントをするとなると、とたんに歯止めがきかなくなってしまう。子供やその家族を経済的に助けてやらなければ、と半ば義務のように思っている。

その結果はどうか。親のスネをかじる子供は、親の世話にならずに自立している同世代、同所得層の人々よりはるかに少ない資産しか築いていない。

経済的援助を与えれば与えるほど子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになる。

 (親の経済的援助 P197)

  自分だけでなく家族との関係をどうするのか、難しい点だと思いました。

 他にも億万長者のライフスタイルや職業などの調査内容がたくさん載っているので興味深く読めます。

  ご一読ありがとうございます。