こゆの読書と美術の備忘録

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【読書】転職・再就職1年目の働き方

概要

タイトル:転職・再就職1年目の働き方

著者  :カデナクリエイト

監修  :俣野成敏

 転職・再就職で新しい環境に向かっていく、始めの1年目について大切なことを述べています。

 入社前~入社後1週間、入社1カ月、入社3カ月、入社半年、入社1年と時期に合わせたアドバイスが得られます。

本書でお話しする内容は、

1.新しい場所で働くことの不安感を払しょくする

2.新天地でいち早く活路を見出す方法をお伝えする

この2点です。

(中略)

 一つ言えるのは、「いつの時代も、基本的なビジネスの常識やノウハウは変わらない」ということです。すでに身につけているもの、これから身につけることのすべてが、あなたの財産となります。

 これらに少しばかりの戦略を加えるだけで、どこででも上手くやっていくことができるでしょう。

 それをお伝えすることが、本書の目的です。では早速、始めましょう。

(はじめに p005-008)

構成

はじめに  

第1章  入社前から入社1週間で行うべきこと 

第2章  入社1カ月「職場に溶け込む」ためにしたいこと 

第3章  入社3カ月「確実に実績を生む」ためにすべきこと 

第4章  入社半年「真価を問われる」ためにすべきこと

第5章  入社1年目にはクリアしたいコミュニケーション力

第6章  モチベーション管理と結果の出し方

第7章  改めて押さえておきたい「ビジネススキル」

第8章  おさらい・社会人なら当然のビジネスマナー

第9章  ポストコロナ時代の新しい働き方の対応

第10章 2年目以降に求められること

おわりに

索引

参考文献

ポイント

最初の目標は居場所の確保

 何はともあれ、まず自分の居場所をつくりましょう!

 居場所と感じれれば

・リラックスできる

・仕事に協力してくれる

・困ったときは助けてくれる

⇒実績があげやすくなる

いいことづくめです。

 自己開示やお誘には上手く対応して、職場に溶け込める努力をすることが大切だと述べています。

 新しい職場、転職・再就職だと弱みを見せないように肩ひじを張ってかたくなな態度になってしまうこともあるかもしれません。

 その時には、少し思い出して新しい環境での人間関係の第一歩を踏み出しましょう。

違和感を指摘しない。まず受け入れる

 新しい環境に行くので、もちろん以前の環境との差はあります。

 そして、以前の方がいい所があったときに溶け込めてもいないうちに指摘してはいけません。

 元々いる人から反感をかってしまいます。

 当然ですが、誰もがうっかりやってしまうことだと思います。

 「前の会社ではこうだった」は禁句です。

派閥は知らないふりをしよう

 「3人集まれば派閥ができる」という言葉もあるように、どんなところにも派閥はあると思います。

 派閥には、「競争意識が働き目標を達成しやすい」メリットのある反面、「優先順位が狂う」「派閥の人間関係を意識しないといけない」デメリットがあります。

 慣れないうちに派閥に所属しても人間関係に疲弊するだけなので、出来れば知らないふりをすることを勧めています。

 組織的な人間関係になるので、巻き込まれてしまったらどうしようもありませんが、まずは客観的に判断して目的に合うグループを見つけましょう。

自分の強みを持とう、知ろう

 転職をして2年目以降、職場にも慣れ仕事もこなせるようになったら、自分の強みを見つけて得意な仕事に磨きをかけていってはどうでしょう。

 その際、気をつけたいことは、得意な仕事の判断は人が決めるという点です。

 得意な仕事の探し方として、以下をアドバイスしています。

・上司や取引先に褒められた仕事

・先輩や上司に聞いてみる

・好きなことを継続してみる

 1年目を突破した後、継続して働き続けるため強みのあることはプラスに働いていくと思いますので振り返りとともに意識していきたいですね。

 感想

 時期と心がけることを簡潔に述べられているので分かりやすいです。

 新しい環境へ行く際には、行った先に溶け込むということが最も大切だと思います。

 しばらく新しい環境に身を置くということをしていないと、思いがけず忘れてしまっていることも多いと思います。

 特に転職・再就職では仕事の練度も求められてくるので新卒とはまた違った違和感や不安感がついてきます。

 前もって本書で予習しておくと、実務でも役立ちますし不安が和らぐはずです。

 新しい環境へチャレンジする方には、行動の指針になる一冊です。

 ご一読ありがとうございます。

 

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