概要
タイトル:その問題、経済学で解決できます。
著者:ウリ・ニーズィー
ジョン・A・リスト
訳者:望月衛
人を動かすためにはどうしたらいいのか、実際の実験を元にインセンティブが働く仕組みを調査した結果を解説しています。
「人はインセンティヴで動く」
は当たり前!
大事なのは、
誰にいつどのように仕向けるか。
子どもの成績を上げたいとき、あなたならどうするだろうか?実は、ご褒美を上げるだけでは不十分。ご褒美を渡すタイミングや種類によって、結果は全然違ってくる。
本書では、最先端の行動経済学者が、実地実験という最強の武器で、人をやる気にさせるものは何か、人はインセンティブにどう反応するのかを解き明かす。意思決定の奥深くをあぶり出し、ビジネスの現場にも差別や格差という大問題にも解決策を出す画期的な一冊!
(表紙裏より)
構成
ご紹介
はじめに 思い込みの向こうへ
第1章 人にやってほしいことをやらせるには?
第2章 女が男ほど稼げないのはなぜか、クレイグズリスト、迷路、それにボールとバケツで分かること
第3章 母系社会は女性と競争について何を教えてくれるだろう?
第4章 惜しくも銀のメダリストと大健闘で銅のメダリストが成績格差を埋めてくれる、とは?
第6章 いまどきの差別を終わらせるカンタンな一言とは?
第7章 なにか選ぶときにはご用心。選んだものがあだになるかも
第8章 ぼくたちをぼくたち自身から守るには?
第9章 人に寄付をさせるのは本当はなんだろう?
第10章 割れた唇と「これっきり」のチェック欄から、人が寄付をする理由についてわかること
第11章 管理職は絶滅の危機?
おわりに 世界を変えるには・・・・・
まあ、少なくとも得をするには
感想
実際の実験を元に検証されているので、非常に参考になると思います。
特にインセンティブを与える方法として、「何かを達成してから与えるという」よりも、「与えて達成できなければ取り上げる」という方法の方が有効であるのはとでも興味深かったです。
実験例も非常に豊富で、「寄付」「教育」「業績」などに繋がるものを知ることが出来ます。
日常にも応用出来る点も多いかと思いますので読んでみると参考に出来ると思います。
ご一読ありがとうございます。
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