こゆの読書と美術の備忘録

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「仕事がしんどくてヤバいと思ったら」を読んで

概要

タイトル:仕事がしんどくてヤバいと思ったら

著者  :汐街コナ

 「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ) の著者である汐街コナさんが、自分の経験も交えて仕事でつぶされないためのアドバイスを述べています。

 4コマ漫画と解説の組み合わせで、ブラックな状況と対処法が分かりやすく書かれています。

仕事が好きだから、

仕事が大切だから、

仕事をしないと生きてゆけないから、

だからこそ

無理をせず

「長く続けられるような働き方」を

模索したいと思います

(導入 p7)

構成

はじめに  

1章 自分の基準を持ち、つぶされない人になる 

2章 社内の人間関係で、つぶされない人になる 

3章 働き方の工夫で、つぶされない人になる 

4章 自分で自分の味方になり、つぶされない人になる

「旅に出たい」

おわりに

ポイント

 著者の実体験からのアドバイスなので説得力があります。

 つぶされないようにするための考え方は、自分にとってのいつもと違った視点を与えてくれます。

本当の目的から目をそらさないように

 著者が学習性無気力に襲われた際の経験を振り返って、どうすればよかったのか述べています。

 何のために頑張っているのかを自分で見つめなおすことが大切です。

 著者は「作品が掲載される」という目的をもっていましたが、その裏には「面白い作品を書く」という本当の目的があったと振り返っています。

 本当の目的を達成する道は、一番大変かもしれませんが結局は自分のためになるとアドバイスしています。

 本当の目的については、私も良く考えていないと目の前の目的だけに夢中になってしまって自分を見失ってしまう恐れがあるのでその通りだと思いました。

 何で働いているの?とうい根本的なことになりますが、振り返ってみることで自分の基準をもって潰されないような対処が出来ると思います。

副部長の残した教訓

 著者が以前働いていた会社で経験した働く上での教訓を述べています。

●世の中の変化についてゆく努力をすること

●何歳になってからでも、自分を変えようとすること

●周囲の人、自分より若い人や立場が下の人にも、助けを求めたり教えをこう勇気を持つこと

⇒普段から心がけて自分が仕事が出来なくなる状況を作り出さないよう気を付けたいです。

●もし追いつめられるような状況になってしまったとしても、「何もかも放り出してでも逃げる」という選択肢を忘れないこと

⇒生きていれば何とかなると考えて自分を自分で追い詰めないようにしなければいけないです。

 仕事なので、普段からスキルを保つ努力と周りと上手くやっていくことが大切です。

 述べられていることは仕事に慣れてきたりすると疎かになってしまったりしてしまうので心にとめておきたいです。

未来の広さを感じるには

 人間追い詰められると、視野が狭くなり正常な判断が出来なくなります。

 精神が疲弊してしまう前に、「大丈夫」な材料を集めていくことが大事です。

 普段から「勤め続ける以外」の選択肢を意識して身近な人と共有していくことも大切です。

 私も事前の選択肢の準備は非常に大切だと思います。

 見つけるにもそれなりのエネルギーも必要なので、追い詰められてからだと並行してゼロから見つけ出すのは困難なので事前に当てをつけていくのはおすすめです。

 誰でもいいから相談する人を決めておくとさらに楽だと思います。

 追い詰められる前の準備は大事なのでぜひ一度考えてみてください。

心にいつもホワイト上司

 自分で自分を追い込まないように心の中のパワハラ上司を追い出そうということとともに、心の中にホワイト上司を存在させることが大切です。

 ミスした時に怖いのは、動揺や混乱してミスを連鎖的に発生させてしまうことです。

 落ち着いて次の動作をするためにも心のホワイト上司で立ち直りましょう。

 悪循環を断ち切って、自分で追い詰めてしまわないよう気をつけましょう。

 感想

 追いつめられないために大切なことが詰まった一冊になっています。

 マンガと解説の組み合わせてとても読みやすいです。

 つぶされないために特に大切なとことは、

・自分で自分を追い込まない

・追い込まれたときの前準備をしておく 

ことで心に余裕を持っておくことだと思いました。

 仕事が少しでもしんどいと感じてるひとは読んでみるとヒント見つかるかもしれません。

 「心にいつもホワイト上司を」は気に入ったフレーズになりました。

 ご一読ありがとうございます。