概要
タイトル:10年後の仕事図鑑
著者 :落合陽一
堀江貴文さんと落合陽一さんの対談本です。
これからのテクノロジーの進化によって変わっていく仕事について予測しています。
経営者視点から「なくなる仕事」「減る仕事」、AIを作る側の視点から「生まれる仕事」「伸びる仕事」について述べられています。
また、変化してく社会の中でどう対応してくのかについて各々の見解も話されているところも面白いです。
インターネットが世界を狭め、グローバルにつながった現代に”画一的な幸せのロールモデル”は存在しない。これを悲壮なことだととらえるのか、素晴らしいことだととらえるのかはあなた次第だ。あなたの心の持ちよう次第で、未来なんていかようにも変えていける。
本書は、皆さんが激動の時代を力強く生きていって欲しいとの願いを込めて、盟友落合陽一君とともに筆をとった。
(はじめに 堀江貴文 p3)
構成
はじめに
Chapter0 激動の時代を生きるあなたへ
Chapter1 すべてが逆転するこれからの働き方
Chapter2 なくなる仕事・変わる仕事
Chapter3 生まれる仕事・伸びる仕事
Chapter4 お金の未来
Chapter5 日本の幸福と社会について
Chapter6 ピュアな情熱に導かれた”自分の人生”を生きよ
おわりに
ポイント
この仕事はこうなるだろうという予測もイラスト付きで分かりやすく解説されています。
テクノロジーの進化によって機械と人間のかかわり方について、社会がどう変化していったらいいのかについて述べられています。
くら寿司の”半人力化・半機械化”がこれからの最適解
くら寿司の業務として
席の案内 :人間
注文の管理 :機械
シャリを握る:機械
ネタをのせる:人間
品出し :人間
皿のカウント:機械
と機会と人間の分業がなされている。
近くのくら寿司にも行って機会と人間の連携も良く見てみようと思います。
これは一例ですが、機械と人間の上手い組み合わせで仕事を効率化して、働く人にもいい影響をあたえていくと述べています。
「働くこと」の未来
ブロガーやユーチューバーなど近年出てきた「新しい仕事」で成功している人の特徴に次のようなことを述べています。
①作業にハマっている:自分でルールを作って没頭して好きになっている
②思いを持って毎日発信している:「熱さ」が受け取り手に伝わる
確かに、作業にハマってないと継続していくのは難しいし、「熱さ」が伝わるコンテンツは見ていて面白いです。
ここは、新しい仕事だけでなく、今やっている仕事や趣味についても当てはめてみても面白いかと感じました。
自分がハマれるものは何なのか、どうやった時にハマっていくのかを知ると働くだけでなく人生もっと楽しくなるはずです。
「君にしかできない」状況を作り出せ
人がすべき仕事の判断として、払う給料より仕事を出来るAIを作るコストの大小で決まると述べています。
職業・職能を考えていくうえでどこを狙っていくのかを考えるときに参考になると思います。
今働いている中でも身の振り方を考えてみると面白いと思います。
感想
単純にAIから仕事を奪われてしまうのではなく、効率化されて出来る余暇をどうしていくか考えていくのに参考になると思います。
自分のハマれることについては、ぜひ見つけて楽しんでいきたいです。
また、何をやっていいか分からない人に対しては、今日の晩ご飯から考えててはと述べているので、やること決めるのが難しい人はそこからしてみるといいかもしれません。
ご一読ありがとうございます。