概要
会場・期間
会場:山口県立美術館
期間:11月2日(土)~12月8日(日)
展示概要
山口県立美術館の開館40周年記念特別展として開催されています。
この展示では、新たに発見された、若き日の雪舟の作品「文殊・張果老・黄初平図」を初めて公開するとともに、仏画・人物画を中心にして雪舟の画風がどのように形成されたかを辿ります。
展示品感想
騎獅文殊・黄初平・張果老図
初公開となる《騎獅文殊・黄初平・張果老図》ですが、雪舟の若いころ「拙宗」と名乗っていた頃の作品のようです。
雪舟の作品で人が大きく書かれているものは見たことがなかったので新鮮でした。
また、この作品にパンフレットにある黄初平図があります。
よく見ると笑っているような面白い表情をしており楽しむことができました。
拡大映像で見る山水長巻-雪舟 国宝《四季山水図》(毛利博物館所蔵)拡大映像展示-
コレクション展示室Bの壁3面にプロジェクターで《四季山水図》を季節の移り変わりを流れるように写し替えながら表示していました。
15分ほどの映像ですがゆっくり落ち着いて部屋中に広がる水墨画を堪能することができます。
原本は毛利博物館で現在展示中です。
(特別展 国宝 10月26日(土)~12月8日(日)
まとめ
雪舟の初期のころの作品を中心に仏画・人物画を鑑賞することができました。
同時代の同題材を比較した展示もあり違いを見て楽しむこともできます。
同時期に開催されている岸田劉生の展示とともにぜひ鑑賞をお勧めします。
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