こゆのときどき日記

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「世界の哲学者に相談」を読んで

概要

タイトル:世界の哲学者に相談

著者:高田純次

   小川仁志

   NHK制作班

 NHK Eテレの番組を書籍化したものです。

 それぞれの回でテーマの悩みについて、この哲学者ならこう答えるといった内容です。

 タレントの高田純次さんと山口大学の教授である小川仁志さんがゲストを交えて話を進めています。

 各回に小川先生からの悩みに対しての向き合い方について分かりやすくまとめられています。

ここに集いしは、人の悩みを考え続けた世界の哲学者たち。

あなたのお悩みを、彼らの哲学で解決します!

世にも贅沢な人生相談室。

ついに紙上でもオープン!

(プロローグ p008~009)

構成

プロローグ

<冒頭スペシャル対談>高田純次×小川仁志

第1回  「人を愛せない」

第2回  「孤独を抜け出るには?」

第3回  「自由になるには?」

第4回  「働くって何?」

第5回  「満たされない心」

第6回  「幸せになるには?」

第7回  「死・死別を乗り越える」

第8回  「憎しみを抑えたい」

第9回  「同級生に感じる劣等感をどうにかしたい」

第10回 「嫌な記憶に向き合おう」

第11回 「人の目が気になる」

第12回 「老いていく自分が嫌になる」

第13回 「人を妬んでしまう自分が嫌になる」

第14回 「仕事?家族?中途半端な自分が許せない」

第15回 「自分の意見が持てない」

第16回 「マニュアル依存な自分。想定外に対応できない」

おわりに

ポイント

 どの悩みも深刻なもので、暗くなりがちですが、高田純次さんが話に入ってくることで軽快な感じがででくるので気分を落とさずに読み進めることができます。

 ゲストの人生経験にも触れながら、哲学者の考え方を知ることができます。

 感想

 私が特に哲学者の考えで興味を持った考えがでてきた回は

 第4回「働くってなに?」

 第9回「同級生に感じる劣等感をどうにかしたい」

です。

 第4回「働くってなに?」では、やりがいのない雑務ばかりで悩んでいる視聴者に対して、哲学者のエリック・ホッファーの考え方を示しています。

我々は「仕事が意義のあるものである」という考えを捨てなければならない

仕事にとって大切なことは「自由」「運動」「閑暇」「収入」

この4つの”適度な調和”である

 第9回「同級生に感じる劣等感をどうにかしたい」では、同級生に対して劣等感を抱いて会いたくないと思う自分が嫌になっている視聴者に対して、アルフレッド・アドラーの考え方を示しています。

劣等感は誰もが持っているそれは健全な向上心のきっかけになる

悪い劣等感は他者との比較から生まれる

良い劣等感は理想の自分から生まれる

 様々な悩みに対して、哲学者たちの考え方を知ることができるので、解決まではいかなくても自分の心の在り方を落ち着けるのに役に立つ一冊になると思います。

 もし一人で悩んでいる方がいたら読んでみると参考になるかもしれません。

 ご一読ありがとうございます。


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