概要
タイトル:Z世代・さとり世代の上司になったら読む本
著者 :竹内義晴
世代間での価値観の違い、コミュニケーションの取り方についてアドバイスしています。
若い世代とのギャップは当然あるものとして、自分を内省する機会を持って関わっていくことを薦めています。
新入社員や若手社員とギャップを感じたことはありませんか?
若手世代の上長になる係長、課長は就職氷河期世代にあたります。
対して若手社員はZ世代・さとり世代(以下、Z世代)。
これらの世代には働くことへの意識や価値観に大きな差があります。
コミュニケーションがうまくいかなくても、不思議なことではありません。
本書では、Z世代の若手社員に「噛み合わなさ」を感じている管理職に向けて、部下と良い関係性を築くためのコミュニケーションのポイントを解説しています。
現場で使いやすい手法を紹介しているので、忙しいあなたにぴったりの1冊です。
(カバー袖)
構成
はじめに すべての人が楽しく働けるように
会員特典のご案内
第1章 引っ張ってもついてこないZ世代・さとり世代
第2章 よい関係を「きずく」には、ギャップに「きづく」ことから
第3章 「自分らしさ」を生かしたマネジメントが部下の力を引き出す
第4章 自由で楽しい「石垣チーム」が部下の強みを伸ばす
おわりに 1人じゃないからこそ、楽しく働ける
付録 働きやすい環境をつくるために知っておきたい世代別特徴ガイド
ポイント
変わるのは自分のため
世代間ギャップを縮める際、変化を求められる局面もあります。
いつも心に余裕がある訳もなく、時には抵抗を感じることもあると思います。
そんな時には、社会の変化に対応するチャンスと考え、自分のためにメリットのあることとして捉えることを勧めています。
話を聞くことに意識を集中する
相手の話を聞いていると、ついついこちらが話したくなってしまう気持ちに駆られてしまうことがあります。
しかし、自分の感情は脇に置いておいて相手の話を聞くことに集中することを勧めています。
自分の話したい気持ちを抑えることは意外と難しく、一旦話し手に回ってしまうと話し続けてしまったりとせっかくの相手の話す気をそいでしまうことがあります。
よく見かけたりするし、私も失敗しがちなので心がけておきたいです。
感想
世代間だけでなくコミュニケーション全般に役立つ知識の解説をしています。
まずは、変化することと上手く付き合えるようになることが第一歩です。
「オウム返し」や相手の話をようやくしながら聞く「バックトラッキング」、悪い解釈を良い解釈に変える「リフレーミング」などの技術も解説しています。
上手くコミュニケーション取れていない時には、振り返っておきたい内容だと思います。
考えの違う人ともコミュニケーションをとる状況にある方、コミュニケーションスキルを上げたい方などにおすすめな一冊です。
ご一読ありがとうございます。