概要
タイトル:学びなおす力
著者 :石川康晴
数々のブランドを展開し、美術展のプロデューサーを務める著者が自身のMBAやアートを通した学びの経験をもとに学びなおしの重要性やコツを述べています。
本書では私の実体験をもとに、ビジネスですぐに応用できる「理論✖️教養・アート(=センス)」を学ぶ方法を、豊富な事例を交えながら紹介していきたいと思います。
(中略)
「学びなおし」の必要性を一人でも多くの人に伝えたいーそれが本書の目的です。
(はじめに p008-009)
構成
はじめに
第1章 格好悪い思考では、成長は見込めない!
ーポジティブ思考のススメ
第2章 社会人こそMBAを取得すべし!
ー1からZに導く「戦略的思考」
第3章 ビジネスパーソンはアーティストであれ!
ー0から1を生む「知的創造力」
第4章 “遊び”からもインプットできる!
ー多忙でもOK「アイディア発想術」
第5章 地方はビジネスの宝庫だ!
ー地域とつながる「協働力」
おわりに
ポイント
アートのおススメ
本書では、学びなおしの一環としてアートをおススメしています。
アートをおススメする2つの理由として
・一般教養が身につけられる
歴史・哲学に並んで芸術は一般教養です。
その中でも見解は自由なので学びなおしには向いています。
・ビジネスマインドが刺激される
ビジネスで必要な新しい発想や組み合わせはアートに通じています。
アートを鑑賞する視点がビジネスへのアプローチのヒントを与えてくれます。
・アートを通して大局観が磨かれる
アートは答えがなく、どうとらえるかは鑑賞する本人に主体性が求められます。
アートに触れることで観察力と思考力が身につき経営やビジネスで意思決定する大局観が養えます。
人と会えないときは読書しよう
学びなおしの一つとして、読書をおススメしています。
読書からは、普段会えない人、個人様々な人の考えのエッセンスに触れることができます。
その中で、自分の状況に合わせて使えるところを見極めて取り入れていくと本からの学びをより良く得ることができるようになります。
コロナでなかな人と会うのも難しい状況なので、読書でいろんな人の考え方を知ったり、雑学で面白い知識を得たりするのは私もおススメです。
感想
社会の流動が早くなっている現在、人生どこかで新しいことに挑戦したりする機会があるかもしれません。
そんな時に、普段の学びが生きてくると思います。
本書では、アートからの学びを押していますが、私も美術館行ったりするのは好きなので、ビジネスに生きるかは分かりませんがおススメです。
思ったより敷居はそんなに高くないと思います。
また、「一人、1アーティスト運動」として押しのアーティストを見つけて応援することもおススメしています。
ふらっと行った美術館とかで見つけてみるもの楽しいかもしれませんね。
何か学びなおしてみたいなと思っている方は読んでみると参考になると思います。
意外と身近に自分に合った学びなおしの機会があるかもしれません。
ご一読ありがとうございます。