概要
タイトル:要領がよくないと思い込んでいるひとのための 仕事術図鑑
著者:F太
小鳥遊
要領が良くなくて仕事が上手く進められない人に、一つ一つの手を止めてしまう原因の対処法について述べられています。
ついつい仕事を先送りしてしまう人や自責感を感じすぎてしまう人へ向けて書かれています。
本書は、自分の傾向はそのままに「やり方」で仕事への苦手意識をなくすことをお伝えするものです。「やり方」であって「根性」や「心構え」ではありません(根性や心構えを否定しませんが、それはやり方を知ってからの話です)。
(はじめに~小鳥遊より~ p2-3)
構成
はじめに ~小鳥遊より~
はじめに ~F太より~
CHAPTER1 要領がよくないと思い込んでいる人へ 仕事の基本
CHAPTER2 段取りが苦手
CHAPTER3 優先順位がつけられない
CHAPTER4 先送りしてしまう
CHAPTER5 ケアレスミス、物忘れが多い
CHAPTER6 集中力がない
CHAPTER7 整理、片付けができない
CHAPTER8 コミュニケーションが苦手
CHAPTER9 メンタルが弱い
CHAPTER10 メモ、メールが苦手
感想
一項目に対して一回答といった形式で分かりやすく説明しています。
例えば、最初に仕事の基本のステップを解説しています。
STEP1:名前をつけて書き出す
STEP2:タスクの手順を書く
STEP3:「誰がやるべきなのか」を明確にする
STEP4:タスクと手順に仮の締め切を入れる
STEP5:最初の手順だけに注目する
といったように分解されて解説されています。
「CHAPTER9 メンタルが弱い」ではメンタル面での対応法についても述べられています。
人前でも周りを気にせず怒ってくる人に対しても分析していますが、正義感や支配意識が根源に来ているので厄介だなと感じました。
対処法として「謝る」→「対策を伝える」ということを淡々と伝えることを進めています。
事実は事実として受け止めてることは大切ですが、相手の感情にまで寄り添ってまで自分を気づ付けないよう注意しましょう。
よくへこんでしまう人は、心がけとして参考になると思います。
■人前で怒られても
人前で怒られて、恥ずかしかったり、プライドが傷ついたりすることは当たり前のこと。あなたの心が弱いからではない。
POINT:ひどければ第三者へ相談
(CHAPTER9-5 人前で怒られると、プライドが傷つく p172-173)
自分の仕事のやり方の振り返りや、人に教える際に役立てられると感じました。
ご一読ありがとうございます。