こゆのときどき日記

美術館・読書・その他いろいろ。。。

当ブログでは一部記事にアフィリエイト広告等を利用しています

【読書】なるべく嫌われない叱り方

概要

タイトル:なるべく嫌われない叱り方

著者  :内藤誼人

 叱る状況は誰しも避けられないと思います。

 本書では、「なるべく」嫌われないしかり方についてアドバイスしています。

 相手のためになって、その後も良い関係を保てるようなしかり方を身に付けられると

仕事人生も少しは気楽になれるかもしれません。

 部下を叱るのは、あまり気分のいいことではない。

 広い世の中には、ひょっとすると「部下を叱るのが快感」「部下をイジメるのが大好き」という人もいるかもしれないが、ほとんどの人にとっては、部下を叱らなければならないのは、非常に気が滅入る行為ではないだろうか。

 なぜ、気が重くなるのか。その理由は、叱られて気分のいい人などいないからである。

(中略)

 本書は、最新の心理学のデータに基づきながら、読者のみなさんに上手な叱り方を伝授するものである。

(中略)

 上司として叱ることを避けては通れない以上、次善の策は、少しでも部下に嫌われずにすませることだ。そのための方法を、ぜひ学んでいただきたいと思う。

(まえがき )

構成

まえがき

第一章 上手に叱って、部下に嫌われないコツ

第ニ章 さりげなく部下の心を動かす心理術

第三章 叱り上手になるための簡単実践テクニック

第四章 知っておくと役立つ、効果的な叱り方の極意

第五章 好かれる上司が実践している、上手に叱るコツ

第六章 嫌われずに、上司から「叱られる」技術

あとがき

参考文献

ポイント

すぐに注意

 叱るタイミングとして「出来るだけ早く」することをお薦めしています。

 その場で叱ることのメリットとして、軽いタッチで指摘できる点があります。

 時間がたつほど、叱る側も気持ちが鬱積してしまって感情的になってしまう恐れがあります。

 早く指摘して、お互いにストレスを抱えないようにしましょう。

絶対に口にしてはいけない10項目

 叱るとき、絶対に口にしてはいけないことをアドバイスしています。

1.悪口

2.侮蔑

3.批難

4.抑圧

5.押しつけ

6.脅迫

7.哀願

8.愚痴

9.買収

10.皮肉

 具体的な言葉まで書いてありましたが、あまりにきついのでそちらは割愛します。

 日常でも言ってはいけない類の言葉です。

 ただ、言われたことある方は結構いるかもしれません。

 叱るという、感情的になりがちな行為についての戒めになっています。

 感情的になっていると気づいたら、10項目に当てはまることをしていないか注意しましょう。

感想

 叱るというか、今は言葉も柔らかくなって指導するといった方がしっくりきます。

 まずは、感情的にならないことが大事ですね。

 落ち着いていれば、不用意な地雷を踏むことに注意を向けられると思います。

 相手がどう思うのかなので、「嫌われない」って難しいですが円滑な人間関係を築くのにどれも大切なことが書かれていました。

 叱り方に悩んでいる方、人間関係に悩んでいる方などにおすすめな一冊です。

 ご一読ありがとうございます。