概要
タイトル:誰も教えてくれない計画するスキル
著者:芝本秀徳
プロジェクトを上手く運用するためには以下のようなスキルがあります。
①計画の目的を理解する
②計画プロセスの全体像を理解する
③成果物の役割と作成タイミングを知る
④成果物が作れるようになる
本書では、①~④について理解することをゴールとして、計画するスキルについて身に着けられるよう解説しています。
本書を読んでいただき、この4つのゴールを達成できれば、「計画する」プロセスとテクニック、プロジェクト文書の作り方が手に入ります。
「計画するスキルを教わったことがない。自信がないので改めて勉強したい」
「これからリーダーになるに当たって、どうやって計画を立てればいいのか学びたい」
「部下に教えたいけど、どうやって教えていいのかわからい」
こういった悩みに答えるのが本書の役割です。
(まえがき p18-19)
構成
まえがき
第1章 計画の目的
第2章 計画プロセスの全体像
第3章 ゴールを明確にする
第4章 成果物とマイルストーンの定義
第5章 プロセスを設計する
第6章 プロセスをスケジュール化する
第7章 プロセスをタスク化する
第6章 まとめ
参考資料
感想
プロジェクトの計画の立て方について図表を用いてフローが分かるように解説されています。
プロジェクトの目的の把握から、プロセス設計の仕方について段階を追っての解説は特に参考になると思います。
いきなり計画を立てるというところに陥って計画倒れするという展開は往々にしてありますので参考にしたいです。
計画を立てることができると、「本当にできるの?」という実現可能性がわかります。次のアクションがわかります。今何をすべきなのか、次に何をするべきなのかがわかるのです。共通認識を得るためのコミュニケーションツールにもなれます。そして、ズレれば変更ができる、修正ができる。計画にはこの4つの機能があります。
(第1章 計画の目的 p36)
計画を立てることのツールやプロセスについて知りたい方にはお勧めです。
ご一読ありがとうございます。