こゆのときどき日記

美術館・読書・その他いろいろ。。。

当ブログでは一部記事にアフィリエイト広告等を利用しています

【読書】Chat GPT見るだけノート

概要

タイトル:Chat GPT見るだけノート

監修  :松村雄太

 昨今話題の対話型AIのChat-GPTについて、絵や吹き出しを使って分かりやすく説明しています。

 こういった使い方があるといった点について多くを割いて解説しているので、どんな使い方があるのかをさっとみるだけで知ることができます。

 Chat GPTの名前は聞いたことは、どんなことが出来るか知りたい人へ役立つ内容になっています。

 「AI」と聞くと、「仕事を奪われる」と心配する人がいます。もちろん、AIの急速な発展によってなくなる仕事もあるでしょう。

(中略)

 せっかく本書をご覧いただいているあなたには、AIに仕事を奪われると怯える側の人ではなく、AIを使いこなす側の人間になっていただきたく思います。現状、Chat-GPTをはじめとする便利なAIツールはあくまでも「ツール」です。人間が上手に活用してあげることで初めて価値が出ます。

 そして、ツールは人間の発想を豊かにします。Chat-GPTを使ってテキストで会話ができるなら、カウンセリングもしてくれるんじゃないか、いいアイデアを考えてくれるんじゃないか、それをちゃんとした文章にまとめてくれるんじゃないか、といろいろな発想が浮かんできます。

 このように人間の発想力を活性化させるのも、ChatGPTをはじめとするツールを使ってみることの大きな意義だと私は感じます。ぜひChatGPTを相棒に、新しいことに楽しく挑戦してみましょう!

(はじめに p5 )

構成

はじめに

巻頭①   ChatGPTで世の中はどう変わる?

巻頭②   ChatGPTをめぐる世界の論争

Chapter1 まずは知っておきたいChatGPTの基本

Chapter2 すぐできる!ChatGPTのはじめ方

Chapter3 押さえておきたい!ChatGPTとの会話術

Chapter4 実践してみよう!基本の文章作成術

Chapter5 ビジネスで使えるChatGPTの有効活用術

Chapter6 さらに使いこなす拡張機能を使った時短術

Chapter7 副業で使える!ブログ・SNSYoutubeの活用術

Chapter8 日常で使えるChatGPTの楽しい使い方

ポイント

Chat GPTの利用法

 Chat GPTの使用法について述べられています。

 現在、無料版、有料版があります。

 有料版の有意な点としては、パラメータが桁違いに多く精度が高く、高速な応答を実現しています。有料版ではChat  GPT4(2023年2月)を利用しており、無料版では出来なかった画像に入力からの文書生成が可能になっています。

 媒体も公式サイトからだけではなく、iOSアプリ、LINE、Webブラウザ(Bing、Chrome等)からでも利用できるようになっています。

 Webブラウザから打ち込んでみるだけだと、本当に手軽に出来ます。

 今までの検索方法から変わりそうですし、日常に変化が現れる点だと感じました。

3種類の質問の仕方

 Chat GPTへ質問をする際のテキストを“プロンプト”と言いますが、3種類の質問方法があります。

・質問型  :質問を投げかける

       →日本で一番高い山は?

・指示型  :具体的な指示や手順を与えて特定の行動を促す

       →文章の要約

・話題提供型:特定の話題の情報を提供して、関連する回答を生成させる

       →レジャーの重要性の説明

 質問型は、従来のAIでのやり取りでもやっているようなことですが、指示型・話題提供型が進化を感じる点ですね。

 いいプロンプトの例、悪いプロンプトの例をあげて、上手なプロンプトの作り方を示しているところは本書の中でも非常に参考になる点です。

 キャラクターになりきって、回答してくれたりと思ったより融通がききます。

 (ラッパーから哲学者まで様々)

 文章に関する悩みの解決に一役買ってくれるかもしれません。

感想

 Chat GPTがどのようなものかの解説もありますが、利用方法がたくさん載っている点が本書の魅力だと思います。

 文書の構成・添削、新しいアイデアの提案、想定される質問事項、YOUTUBE内容の要約など、こんな使い方もあるのかという気づきを得られます。

 どんどん進歩しているツールなので、内容が古くなってしまうかもしれませんが、まず押さえておく分には十分です。

 Chat GPTにどんな使い方があるか知りたい方、AIに興味のある方などにもおすすめな一冊です。

 ご一読ありがとうございます。

koyux.hatenablog.com