こゆの読書と美術の備忘録

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【読書】ミスを最大のチャンスに変えるリカバリーの技術

概要

タイトル:ミスを最大のチャンスに変えるリカバリーの技術

著者  :後田良輔

 誰しもミスをしてしまうことはあります。

 そんな、失敗をしてしまった時の対処法について本書では述べられています。

 失敗した際の行動の良し悪しだけでなく、普段から取るべき行動についても紹介しています。

 失敗はしたくないものですが、もしもの時の役立つ心がけとして持っておくと良いものばかりです。

 失敗は、たとえ小さなものでも本当に怖いものです。

 でも、その失敗は人生の貴重なステップになります。自らの意思を持って、失敗を失敗で終わらせずに、良い結果を引き寄せる。そのあなたの前向きな姿勢を応援するために、この本を書きました。

 「リカバリーの技術」の効果は絶大です。難解なトラブルも、公式を使うことで簡単に解決していきます。

 この本を手に取ったあなたなら、そんな奇跡を再現できると私は確信しています。

 さぁ、一緒に新しい知識を体験してみましょう。

(はじめに p8)

構成

はじめに

Part1  リカバリーのための考え方

 第1章 「リカバリー力」があればミスは怖くない

 第2章 誰でもリカバリー上手になれる「GATEの公式」

Part2  リカバリーの技術

 第3章 遅刻、スケジュールや計画のミス

 第4章 忘れた、準備不足のミス

 第5章 コミュニケーションのミス

 第6章 ビジネスマナーのミス

 第7章 仕事を進める上でのうっかりミス

 第8章 メンタルによるミス

Part3  リカバリーの一歩先へ

 第9章 失敗を財産に変える「ワンランク上の行動」

おわりに

参考文献

ポイント

GATEの公式

 失敗のリカバリーをする方法として、本書では以下の4つをGATEの公式を紹介しています。

・GOAL        :目標を決める

       →具体的なビジョンが持てる、時間軸がわかる、前向きになれる

・Action       :正しい行動を検討する

       →周囲に相談しやすくなる

・Tecnology:テクノロジーを使って効率化する

       →時間短縮が図れる

・Emotion    :相手の感情に寄り添う

       →何年も経った後、人に残る感情に配慮する

 本書では、様々な失敗に対してのリカバリー例が載っています。

 どれも、このGATEの公式に沿った失敗後のケアが書かれているので分かりやすいです。

 リカバリーの手順として非常に参考になります。

 慌てて対処に入ってしまう前に、一度落ち着いてこの4つの公式を思い出しから取り掛かれるようになりたいです。

適正行動

 「Action」の適正な行動をするためには、次の4ポイントが重要だと述べています。

①トラブルが引き起こされた背景がきちんと整理されていること

②理想とするゴールイメージを持っていること

③ゴールに必要なクオリティ(品質)を把握していること

④トラブル解決までの優先順位が明確になっていること

 どれも焦っていると疎かになって、意思疎通のミスなども併発してしまうこともあるので、重要です。

 背景の整理など、立場によってはなかなか難しいこともありますが、自分の頭の中くらいは整理しておきたいですね。

 一旦、落ち着いてノートにでも書いてからリカバリーの行動に移ってもいいかもしれません。

 適正な行動をすることが、リカバリーの9割を決めるといってもいますので、最も肝心要なところだと思います。

失敗から学ぶコツ

 失敗をリカバリーするだけでなく、失敗から学ぶために3つのポイントをあげています。

・逃げない  →自分の役割として意識する

・原因を考える→なぜ失敗したか考えを理解しておく

・対策を打つ →仮説、検証を実施して正しい行動を確認しておく

 せっかく(?)失敗したのだから、そこから学びを得ておきたいですね。

 リカバリーして終わりだけでなく、同じ失敗を繰り返さないようにしたいです。

感想

 「失敗はしたその後が大切」を実践するために参考になる本でした。

 リカバリー後は、焦らずGATEの公式を意識して対応を決められると上手な対応ができてくると思います。

 重要な問題ほど、まずは自分の頭の中を整理しましょう。

 よく失敗する方、うまくリカバリー出来てないなと思っている方にとってもおすすめな一冊です。

 ご一読ありがとうございます。

 

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