概要
会場・期間
会場:熊本県立美術館
会期:10月7日(土)~12月24日(日)
企画展開催概要
今年3回目の細川コレクション展です。
今回は、仏像に焦点を当てた展示になっています。
日本・中国・インド各地の仏像、石造り・木造りなどの材質も様々です。
場所や作られた時代によって違う、仏像の表情や姿を楽しむことができます。
細川コレクションには、高名な美術品コレクターでもあった細川家第16代当主・護立(もりたつ)が蒐集したアジアの仏像があります。その中には、神秘的な微笑みが魅力的な《石造菩薩半跏像》や、現存する数少ない中国・南北朝時代(4~6世紀)の南朝で製作された仏像の一つ《銅像如来坐像》をはじめとした美術史上、極めて価値の高い一級品も含まれています。これは、護立が普段から積極的に様々な分野のスペシャリストとの交流をもつことで審美眼を養い、同時に彼らとの間に結ばれたネットワークを生かしていたからでした。
人と人との間に結ばれた固い絆は、金属や石にたとえて「金石之交」と称することがあります。そして、金属や石は完全な存在とされた仏を製作するのに格好の素材でもありました。
本展では、細川護立が蒐集した石仏や金銅仏を展示し、それぞれの美術品としての美しさだけではなく、細川護立を取り巻いた人的ネットワークの豊かさをご紹介します。
([2023年10月7日~12月24日]細川コレクション 金石之交 微笑みの みほとけと細川コレクション - 熊本県ホームページ)
展示作品
石造菩薩半跏像
中国の南北朝時代の作品です。
ポスターにも載っている仏像ですが、観る角度によっても印象が変わってきます。
上半身が、少し前に傾いているので、正面から観ると優しそうでしたが、斜めから観ると影があってちょっと悲しそうにも見えます。
まとめ
歴史ある仏像が展示されています。
インドの仏像などは、日本や中国のものとは違った表情など観ていて楽しめました。
石仏は、石ならではの質感で時代の流れを感じるところも、木製や金属製のものと違った味がでていて興味深かったです。
熊本城もすぐ近くです。お城に行かれる機会に、立ち寄っても楽しめると思います。
ご一読ありがとうございます。