概要
会場・期間
会場:熊本県立美術館 別棟
会期:4月8日(金)~6月26日(日)
企画展開催概要
細川コレクションを中心に、黒に焦点が当てられています。
菱田春草、横山大観などの日本画を代表する作家の作品も展示されています。
日本の美術には、伝統的に様々な色が使われてきましたが、本展では、細川コレクションを中心に特に黒を基調とした美術品を展示します。「黒」色を効果的に表現するために用いられた技法や、「黒」色の意味に注目することで、美術における「黒」色の魅力に迫ります。
[第1章]「黒」で書く
今も昔も、字は基本的に黒で書かれ、表示されます。筆で書かれた字ならば、墨の濃淡や線の太さによって書き手の心情や文脈を伺うことができます。キーボードやフリック入力で表示された文字では味わえない書の魅力をご紹介します。
[第2章]「黒」で描く
メインとなるモチーフを「黒」で描いた絵画作品を展示します。例えば菱田春草《黒き猫》では、濃淡に変化をつけることで、猫のフワフワとした毛並みがあらわされている。また、山水画は黒を効果的に用いた典型です。
[第3章]「黒」のわざ
美術において「黒」色を出すのにどのような技法が使われているのでしょうか。また、蒔絵や螺鈿をはじめ、他の色と組み合わされた時に黒がどのような効果をもつか紹介します([2022年4月8日~6月26日]細川コレクション 黒の魅力 期間限定公開!菱田春草《黒き猫》(※《黒き猫》の展示は終了しました) - 熊本県ホームページ)
展示作品
作品により撮影可のものもあります。
焚火
横山大観の作品です。
焚火を挟んで二人の人物が物思いにふけったように向かい合っています。
焚火を見つめるという画がゆったりとした時間の流れを感じさせてくれます。
https://www.pref.kumamoto.jp/site/museum/125737.html
九曜紋散象嵌火縄銃 銘 肥州住八助重勝作
江戸時代に作成された火縄銃です。
銃身に黒地に金の美しい装飾がなされています。
装飾の形は花を模しているのか何か知りたいですね。
こういう時、知識ってあるといいなと思ってしまします。
https://www.pref.kumamoto.jp/site/museum/125737.html
まとめ
黒に焦点を当てた展示を楽しむことができました。
横山大観などは、以前によく見た作家であったので、懐かしかったです。
残念だったのは、本企画展一押しの「黒き猫」を見損ねてしまったことですね。
今度、機会があるときは見逃さないようにしたいです。
ご一読ありがとうございます。
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