概要
会場・期間
会場:熊本県立美術館
会期:10月7日(金)~12月25日(日)
企画展開催概要
熊本県の重要指定文化財を始め、仏像や絵画が展示されています。
大陸から渡ってきた仏具などもあり、熊本と仏教美術とのつながりを知りながら鑑賞できます。
国指定重要文化財、熊本県指定重要文化財をはじめとした珠玉の中世美術が勢ぞろい!
熊本県内の寺院や神社には、熊本県だけでなく日本の歴史にもかかわる様々な宝物が伝来しています。本展覧会ではこれらの寺院と神社の宝物と、当館コレクションから仏と神をモチーフとした作品を選び出して展示し、インド、中国、朝鮮半島、そして日本に至るまでの仏教美術の歴史と、それをとりまく侍たちの物語をご紹介します。
中世以来、幾度も合戦を繰り返した侍にとって、寺社とはおのれの武運長久と一族の結束を願う信仰の対象でした。そして、領民に対して行った数々の業績は厚い信頼につながり、やがて侍を神仏になぞらえて神格化するまでに至ります。
本展では、これらの物語を主に「阿蘇の神々」、「蒙古襲来」、「武士団・菊池氏」、「細川家」、「加藤清正」をキーワードとして紹介し、侍たちがどのように仏や神と向き合ってきたか解き明かします。
([2022年10月7日~12月25日]美術館コレクション 仏と神と侍と - 熊本県ホームページ)
展示作品
作品により撮影可のものもあります。
小牧役 加藤清正・本田忠勝
小牧・長久手の戦いで加藤清正と本田忠勝が一騎打ちした逸話が描かれています。
両者の力強いにらみ合いが、迫力を感じさせてくれます。
武功夜話という、肯定・否定両意見のある書物の逸話ですが、名将どおしの戦いはロマンがあります。
月に梅図
細川家に仕えた矢野吉重の作品です。
雪積る大きな梅の木と薄っすら映る月が印象的です。
(写真に月は写っていません💦)
大きな屏風絵ですし、静かな中に雄大さを感じます。
まとめ
迫力のある仏像あり、歴史絵巻物的な絵画ありの熊本の歴史を感じられる展示でした。
熊本にも歴史に残る絵師がいて、作品も残されているのを知ることも出来て興味深い企画展になりました。
ご一読ありがとうございます。
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