概要
タイトル:先読み!画像生成AI
著者 :深津貴之
水野祐
酒井麻里子
昨今話題の対話型AIのChat-GPTについて、対話形式でわかりやすく説明しています。
使い方や注意点、どういった経緯で出来上がって行ったかについても述べられているので、話題には出ているけれどどういったものなのか知りたい人へ役立つ内容になっています。
この本は、画像生成AIの解説書であり、一冊でその動向を学ぶことができます。エンジニアでなくても基本的な知識を習得できるよう、対話形式で書いています。
(中略)
本書では、画像生成AIの経緯や仕組み、実際の使い方や活用方法の例、法律的な解釈、社会問題などを幅広く取り上げています。
(中略)
AIによって、私たちの生活がより豊かになる未来を楽しみつつ、まずは本書を手に取って、AIを触ってみましょう。そして、あなたのビジネスにもAIを取り入れてみてください!
本書の読者が、新しいサービスやビジネスを生み出すことを楽しみにしています。
(はじめに p )
構成
はじめに
プロローグ
Chapter1 注目が集まる「画像生成AI」の世界
Chapter2 AIで画像を作成してみよう
Chapter3 画像生成AIの活用法
Chapter4 生成した画像の著作権など法律上の問題を知ろう
Chapter5 画像生成AIの未来
ポイント
画像生成AIの使い方
画像生成AIに絵を描かせる方法としては、基本的に「プロンプト」と呼ばれるテキストを入力して実行します。
要するに、文字を入力して実行すれば何かしら絵を描き始めてくれます。
まずは、試してみようと思ってすぐできそうな感じです。
本書では、経験則として、文章の手前に来るほど影響力が強くなるようで、次の順に書くことをお勧めしています。
①全体像
②絵の主題
③主題の補足や画風の指定
誰でも、何かしら出してみるのは簡単に出来そうです。
一つ私も使ってみました。
画像自体は、すぐ作成されました。
構図など、イメージした通りにはなかなか難しいです。
本書の中ではプロンプトのコツなどもアドバイスしています。
苦手分野/得意分野
AIの画像生成を利用する場合、知っておきたい苦手分野/得意分野ですが本書では以下のように述べています。
・苦手分野
複数のものの関係性を描く
細部の正確な表現
学習していないモノ
・得意分野
水彩画やデッサン風の絵で単体の人やモノ
知っておくと、何か描かせてみようと思った時に参考になると思います。
また、AIが生成した画像を見る機会があった際にも着目したいポイントでもあると思います。
背景や構図の参考などの有効活用の方法についてもアドバイスしているので興味深く読むことができました。
画像生成AIの未来
本書の最終段では、画像生成AIの今後についても述べています。
今後、生成される画像の精度は上がっていきます。
そうした中で、上手に付き合っていくことが必要になります。
Chat-GPTなどのAIを活用するどのツールにも言えることですね。
感想
わかりやすく解説しているので、本書を読めば画像生成AIがどんなものか掴めると思います。
使い方、得意分野/苦手分野などちょっと使ってみるかというくらいには知流ことができます。
自分も簡単に使うことはできました。
しかし、思い通りのイメージにするためにはなかなか難しいです。
画像生成AIを使ってみたい方、AIに興味のある方などにもおすすめな一冊です。
ご一読ありがとうございます。