概要
会場・期間
会場:熊本県立美術館
会期:7月22日(土)~9月18日(日)
企画展開催概要
東京国立近代美術館所蔵の日本近・現代美術の美術作品とともに、背景の時代の流れも解説しています。
あわせて、影響を与えた西洋美術作品も展示しています。
絵画や彫刻作品の数々の展示作品から時代を感じることができます。
1952年の開館以来、日本の美術界をリードし続ける東京国立近代美術館の洋画・彫
刻コレクションによって、20世紀の日本・西洋美術の軌跡をたどる展覧会を開催します。
明治以降の日本では、近代化と西洋化による社会の変動とともに、新たな美術表現が開拓されてきました。本展では、美術の普及期である明治時代、個に根ざした表現が重視された大正時代、自由と抑圧がせめぎ合う昭和戦前期、表現の多様性が増す戦後の動向までを概観します。あわせて、日本近代美術の展開を語るうえで欠かせない、西洋のモダンアートもご紹介します。
近代美術から現代アートへの道のりは、既存の様式を疑い、未知の表現へ踏み出そうとする試みの連続でした。その変貌の軌跡は「冒険」にもなぞらえられるでしょう。熊本県立美術館と巡回先の高松市美術館(香川県)の所蔵品をまじえた76点の作品による、近代美術から現代アートにいたる冒険の旅をご覧ください。
展示作品
麗子肖像(初期)
岸田劉生は自身の娘の麗子を描き続けたのですが、本展示では初期の「麗子像」が展示されています。
以前、岸田劉生の企画展に行ったことがあったのですが、その時鑑賞したものとは印書が違ったりしていて面白かったです。
自分の記憶を思い返したりして見て、描く時期による違いだったりを感じることができました。
海
福岡県出身の古賀春江の作品です。
1929年の作品で、日本でいち早くシュルレアリスムを取り入れた作品として注目されました。
船、潜水艦、灯台、水着の女性など海に関するものの断面など組み合わされて描かれています。
一つ一つがいったい何なのかとか、女性のポーズはいったい何を表しているのかなど、いろんなところに気になるところがあって興味深いです。
まとめ
西洋アートの影響を受けた日本画家の絵画を楽しむとともに、影響を与えた西洋作品の数々も鑑賞できます。
近・現代の作品といったこともあって、個性的で特徴のある作品も多く展示されていて興味深いです。
展示されている作家の数も多いので、自分の知っている作家さんの作品に出合えるかもしれません。
熊本城もすぐ近くです。お城に行かれる機会に、立ち寄っても楽しめると思います。
ご一読ありがとうございます。