概要
タイトル:大好きなことをしてお金持ちになる
あなたの才能をお金に変える6つのステップ
著者:本田健
好きなことをして、そしてお金持ちになる。
好きなことだけ、お金を稼げることだけのどちらに偏りすぎないようバランスよく成功していくにはどうしたらよいか?
その考え方が本書には書かれています。
あなたは、大好きなことをやって、人生を生きることができます。しかも、お金に制限されることなく、自由に生きることが可能なのです。
好きなことをやり、世界中を旅行して、何でも好きな物を買える経済的自由。それらをすべて手にすることができるのです。
私は、「大好きなことをしてお金持ちになることができる」ということを伝えたくてこの本を書くことにしました。
(はじめに p4)
構成
はじめに
プロローグ
第1章 大好きなことをして成功する人
第2章 大好きなことをしてお金持ちになる仕組み
第3章 成功する人だけが知っていること
第4章 あなたの才能をお金に変える6つのステップ
第5章 「普通の人生」から「お金持ちの人生」への移行期をどう乗り切るか?
第6章 成功する人に必ずやってくる5つの試練
第7章 大好きなことでお金持ちになる人が持つ9つのメンタリティー
第8章 大好きなことで成功している人たち
おわりに
ポイント
大好きなことで成功するメカニズム
大好きなことで成功するメカニズムとして、次の領域を重ね合わせることが大切だと述べています。
・経験があること
・得意なこと
・お金になること
・好きなこと
・ライフワーク(自分らしさの追求)
この5つの領域が重なるところを意識して、バランスをとれるとお金と幸せの両方につなげていくことができます。
どこかに偏っていると
リアリスト(「経験があること」「得意なこと」「お金になること」重視)
→お金を手に入れやすいが、自分のしたいことができずに幸せを感じにくい
理想主義(「好きなこと」「ライフワーク」重視)
→好きなことをしているので幸せは感じやすいが、お金が集まりにくい
となってしまい、「幸せ」「お金」どちらかから離れていってしまします。
自分の仕事や活動を照らし合わせて、この5つが重なっているか偏っているか振り返ってみるとやるべきことが見えてくると思います。
お金のIQ、お金のEQ
お金に関するIQ、EQというものに言及しています。
・お金のIQ:「稼ぐ」「使う」「守る」「使う」といったお金に関する知識
・お金のEQ:「受け取る」「感謝して味わう」「信頼する」「分かち合う」
といった感性
お金のIQに関しては、よく聞くことかなと思いましたが、お金のEQに関してはあまり意識することがなかったり、言及されることも少ないかなと思いましたので印象に残りました。
幸せなお金のとの付き合い方について考えさせられる一節だと感じました。
金持ち父さん貧乏父さんについて
ロバート・キヨサキ氏の著書「金持ち父さん貧乏父さん」についての解説もあります。
「金持ち父さん貧乏父さん」での日本人向けの補足が記載されています。
4つの生き方「従業員」「自営業」「ビジネスオーナー」「投資家」のどの立場でも成功でき、大切なのは自分の立場を決めることと述べています。
「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだことのある方には思考の転換のできるいい機会になると思います。
感想
お金と幸せどちらも両立するためには?
という疑問に各章ステップを踏んで解説している本になっています。
本書はお金と幸せのバランスで自分に足りない部分を考えながら読んでいくと非常に参考になる一冊だと思います。
ご一読ありがとうございます。