概要
会場・期間
会場:福岡県立美術館
会期:10月15日(土)~12月4日(日)
企画展開催概要
福岡・八女にて活動している牛島智子さんの展示会です。
これまでの作品の変遷をたどりながら、ドローイング、絵画、インスタレーションなど様々な作品を鑑賞することができます。
本展では、牛島智子のこれまでを振り返り、これからを描きだすことを試み、80年代の初期作から、90年代前半のシェイプド・キャンパスの大作、福岡に拠点を移した頃のドローイングや絵画、そして新作のインスタレーションまでを展観します。
牛島智子作品の各時代のエッセンスを抜き出した本展は回顧展であると同時に牛島のイマジネーションに特有の飛躍とユーモアで撹拌された、一つの大きなインスタレーションとも言える展覧会でもあります。牛島の人生や作品をたどる二つの異なるステップが、ときに先達たるアーティスト達の道行と、ときに時代や社会の諸相と、交差し共鳴し合いながら巡り廻って、「繭」の新作インスタレーションへ結実するとともに、線的軌跡と円環的軌跡をはらんだ螺旋状の世界を軽やかに広げて行きます。諸々の作品と時代や地域、めぐりあった人々や物事が、多重に、多声的に響き合い、胚胎する牛島智子の世界をお楽しみください。
展示品感想
会場「ここから」
大きな牛のモチーフが印象的な展示場です。
牛には、「食」への思索や自分の名前への言葉遊びが重なっているようです。
どかっと展示されている牛が存在感を示していて、興味を惹かれます。
フォルムにも愛らしさも感じていたので、食のモチーフもあったとはちょっとびっくりしました。
MAYUDAMA
年代?が書かれた立体物で、中に入って観ることをできます。
階段状に上から下へ大きくなっていく年代が、”最近”に近づいてくるような表現を感じました。
展示室の中に立っている、まゆのように白いアクリル?製の作品が目を引きます。
まとめ
80年代からの作品を展示されているので、作品の様相も多様です。
絵画やインスタレーションに詩が加えられているものもあって、読んで楽しめるものもありました。
展示とともに、作品の変遷をたどっていく面白さもあります。
福岡で活躍されている作家さんなので、福岡の方には地元の作家さんを知る機会にもなると思います。
近くにお立ち寄りの際は是非行かれてみてください。
ご一読ありがとうございます。