概要
タイトル:気づかせる技術
著者:鳥原隆志
インバスケット・コンサルタントの著者が、他者を「気づかせる」ことで変えていく方法について解説しています。
本著は、「本宮静奈」という部下との関わり合いに悩む管理職が主人公の物語です。
彼女が研修で出会った「横田」という講師から借りた「気づきマネジメント」のノートを参考に「気づかせる」技術を使ってこれまでの自分の仕事の仕方について変えていきます。
「人を変えたい」
この願望は誰しも持っている欲望です。
その証拠に「伝え方」や「心理学」などの手法が毎日のように話題になっています。
私自身も「人を変えたい」と思い続けました。
このような実現不可能なおせっかいはビジネス人生の中で大きなストレスとなっていたように思います。
今は会社を経営しながら、自身もインバスケットというツールを使った講師として、多くのビジネスパーソンの仕事の仕方を変えてきました。
(中略)
では、どのようなアプローチをすればいいのか、相手に変わってほしいと願い続ける一人の女性管理職「本宮静奈」になり切ってストーリーで学んでいってください。
(はじめに p1-13)
構成
はじめに
プロローグ
第1章 気づきとは思い込みを解くこと
第2章 気づかせ、部下の答えを引き出す
第3章 気づきを行動に変える技術
第4章 本当の気づきを得る
おわりに
読むきっかけ
最近人に教える機会が多くなってきて、参考になるような本を読んでみようと考えています。
関係する本を見つけては読んでみた中の一つです。
感想
様々なタイプの部下に対して適切な「気づき」を促し方があるのだなと思いました。 また、「気づき」から「行動」へ移していく方法は参考にしたいと思いました。
相手の仕事に対してのイメージを大切にして、答えを出していく手伝いをできるような関係性を気づき上げていくことが大切だと感じました。
・心理的安全性の作り方
・フィードバックの手法
・多すぎる気づきは残らない
・目標の立て方で行動が変わる
等参考になる点が多いので、人に教えたりする際の参考になると思います。
ご一読ありがとうございます。