概要
タイトル:完全版 無税入門
著者:只野範男
サラリーマンと副業を使って「無税」を達成してきた著者がそのノウハウを紹介しています。
お金をノーリスクで儲けるためには、節税がいちばんです。この本を読めば、税務署が絶対に教えてくれない、安全に「無税」にする方法がわかります。
(中略)
副業はカネを稼ぐためだけにあるのではありません。副業を使って”無税の人”になることもできるのです。それにはどうすればいいのか?
ハウツー本の使命は、どうしていいかわからない人にゴールへの最短の道をもっともわかりやすく明示することです。
(はじめに p4-5)
構成
これが「無税」の全体像だ!
はじめに 無税1000万円超への道
第1章 時は移り、機は熟した
第2章 旧「無税入門」出版後、どうなった?
第3章 激震!東京地検特捜部が出動
第4章 「節税」は必ず儲かる投資術
第5章 「無税の人」になるノウハウ
第6章 雑所得と事業所得の分類学
第7章 「無税の人」になる手順
第8章 「無税の人」の前に立つ3つの壁
第9章 「無税の人」成功実例集
第10章 サルでもできる超ラク確定申告
終章 グレーゾーンの歩き方
巻末付録①<非課税世帯の優遇制度>
巻末付録②<無税達成副業ガイド>
読むきっかけ
「無税」とはなかなか背徳感のある言葉です。
そんなことが本当にできるのか、興味があって手に取りました。
感想
本書は副業による節税について著者の実体験も踏まえて解説しています。
本書を開いてすぐにある、「これは「無税」の全体像だ!」は非常にわかりやすい図になっていて、それぞれの段階においての対応などが分かりやすくイメージできます。
節税するにあたっての壁の中でも
・税務署の判断
・副業自体
についての解説が特に参考になりました。
副業を短期間やることは難しくないですが、長期間続けることには困難がともないます。年商50万~100万円の極小の商いであっても、永続させるには何かと難しさがあります。
(中略)
無税生活は、積立投資と同じ長期投資です。長年かけてこそ効果が上がります。第1の壁(副業禁止)は会社が、第2の壁(事業所得の認定)は税務署が設置したものです。最後の第3の壁は、あなたが選んだ副業自体の中に築かれています。
(第8章「無税の人」の前に立つ3つの壁 p181~185)
しかしながら、とにもかくにも自分の「業」を持つことがスタートなのかと感じました。
副業解禁といわれている昨今、副業に興味のある方は是非読んでみると役に立つと思います。
ご一読ありがとうございます。