こゆの読書と美術の備忘録

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【読書】上手に「自分を守る」技術

概要

タイトル:上手に「自分を守る」技術

著者  :片田珠美

 自分に不利益を与えてくるような、やっかいな人間関係から自分を守る術について述べています。

 マイルドな方法、キッパリと伝えて相手に釘を刺す方法など具体的に同伝えるかについても提示してくれています。

 普段抱えている、人間関係のモヤモヤした点、腑に落ちていない点の助けとなってくれる内容になっています。

 「やっかいな関係」も、必ず変えられる!

 笑顔できついことを言う人、すぐ感情的になる人、何かとルーズな人、「自分が絶対に正しい」と言わんばかりの人・・・

 そんな“自覚なく他人を傷つける人”が増えている。

 本書は、そんな「やっかいな人」との関係でもう悩まなくなる具体的な方法をご紹介する。

(カバー袖)

構成

はじめに もう、「あの人」に悩まされなくていい

第1章  他人を傷つけていることに「気づかない」人たち

第2章  なぜ「やっかいな人」がここまで急増しているのか

第3章  自分をしっかり守り通す「七つの盾」

第4章  スルリと回避し、さりげなく撃退する方法

第5章  穏やかで居心地の良い関係に包まれる幸せ

おわりに 「少しクール」になるだけでいい

ポイント

七つのタイプのやっかいな人

 やっかいな人のタイプを七種類に分類しています。

①想像力ゼロ:目の前の相手の感情を想像する習慣がない

②ルーズ  :時間、物の感覚がルーズ

③土足で失礼:他人との距離感が掴めていない

④自己中  :自己愛が強く、相手が自分に従うと信じ込んでいる

⑤不安を隠せない:自分の価値観を押し付けて異なる考えは否定する

⑥感情ダダ漏れ:感情を隠さず相手に気を遣わせる

⑦恥知らず :恥ずかしいという感情がない

 七つのタイプのやっかいな人について、背景や対処方法についてアドバイスしています。

 自分を守ることもですが、自分が「やっかいな人」側になっていないか注意が必要です。

七つの盾

 やっかいな人、から自分を守る盾として七つの方法を提示しています。

①“クッション言葉”を置く

②「リミットセッティング」をする

③「急所」をチクリと刺す

④「私」を主語にして、抗議する

⑤“伝聞調”を巧みに使う

⑥「かわいそうな人」だと見下す

⑦こちらも「鈍感さ」ですり抜ける

 もまずは自分の伝えなければならないことが大切です。

 伝えるべきことをきっちりと伝える環境や精神状態を①、②で作って、④、⑤、で相手に伝わる様にする。

 それでもダメなら、③、⑥、⑦で自分を守っていくしかないのかなと思います。

 対処法は、具体例ともにマイルドな方法、キッパリと伝える方法の二つ用意しています。

感想

 大なり小なり、意外とやっかいな人間関係は発生しているものだと思います。

 いろんなタイプの人がいますが、ちゃんとこちらの意思を伝える方法を提示しているところは参考になります。

 自分が病んでしまわないよう身につけておきたいアドバイスがされています。

 人間関係に悩んでいる方、やっかいな人にどう対応していいのか悩んでいる方にとっておすすめな一冊です。

 ご一読ありがとうございます。

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