概要
会場・期間
会場:毛利博物館
会期:10月26日(土)~12月8日(日)
企画展開催概要
水墨画で有名な雪舟の「四季山水図(山水長巻)」の展示がされています。
雪舟筆「四季山水図」、「古今和歌集(高野切本)」をはじめとする国宝や重要文化財など、美術的にも歴史的にも高く評価されている毛利家伝来の優品を一堂に展示します。
展示品感想
雪舟筆「四季山水図」(山水長巻)
日本水墨画の最高傑作と言われている作品で国宝とされています。
春・夏・秋・冬の情景が巻物の中に流れるように描かれています。
建物や岩、木々などの力強くはっきりと描かれているものと遠くの山々や霧が出ている部分のぼんやりと描かれている二つの情景の合わさった感じを楽しみながら鑑賞することができます。
現在、山口県立美術館で開催されている「雪舟の仏画」展ではプロジェクターで「四季山水図」を映したものを大画面で観ることができますので行かれた際はそちらも観てみると細かいところまで
毛利元就教訓状(重要文化財)
毛利元就が三人の息子である毛利隆元、吉川元春、小早川隆景に宛てた手紙です。
いわゆる三本の矢の逸話のもとになったもので隣に現代語訳もあります。
毛利元就が自分のいなくなった後の将来を心配してよくよく言い聞かせている文面に元就の心配事がよく分かります。
日本国之印
勘合貿易の際に使われていた印鑑で重要文化財に指定されています。
隣には納めてあった木製の立派な印箱もあります。
毛利氏以前にも貿易で発展していたことを感じることができました。
まとめ
今回、国宝の雪舟筆「四季山水図」が展示されるということで毛利博物館へ鑑賞しに行きました。
毛利氏だけでなく、山口の歴史にかかわる展示物を多く鑑賞することができます。
博物館自体、旧毛利家本邸から入るようになっており歴史を感じながら落ち着いて鑑賞できます。
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