概要
タイトル:はじめてのグラフィックレコーディング
著者 :久保田
ものごとを分かりやすくまとめたい!と考えることはあると思います。
自分の考えや会議での意見、絵と言葉で分かりやすくまとめる手法としてグラフィックレコーディング、通称“グラレコ”があります。
本書では、グラフィックレコーディングについて、基本から実践方法まで書かれています。
基本的な絵の描き方や、どういったデザインが伝わりやすいか、作る際に気をつけたほうが良いことなどがそれこそ絵と言葉で分かりやすく解説されています。
本書は、誰でもすぐに始められるグラフィックレコーディングのワークブックです。グラフィックレコーディングの基礎となるビジュアルシンキングの考え方から、伝わる絵や図の描き方、話の聞き方、さらにiPadの活用法まで、グラフィックレコーディングに必要な知識とスキルを一冊で学べます。
(本書の概要と使い方 p008)
構成
はじめに
本書の概要と使い方
Chapter1 ビジュアルシンキングの基本
Chapter2 伝わる絵の描き方
Chapter3 伝わる言葉の書き方
Chapter4 伝わる図の作り方
Chapter5 伝わるデザイン
Chapter6 グラフィックレコーディングの実践
Chapter7 デジタル・グラフィックレコーディング
Appendix ビジュアルライブラリー
ポイント
絵が苦手でも大丈夫
グラフィックレコーディングは絵を使ってまとめるという手法をとっているので、まず絵を描くのが難点だと感じると思います。
私も絵を使ってまとめようとしたりすることありましたが、なかなか思い通り描けなかったりして挫折した経験があります。
本書の中では、伝わる絵の描き方や構成などについても話があるので参考になります。
太字で描いたり、角を閉じて描くと分かりやすくなるのは当たり前かもしれませんが、知らない人にとっては物凄くためになる情報だと思います。
iPadを使ったグラフィックレコード作成についての話もあるので、デジタルでやりたい人にも有用です。
絵のサンプルもダウンロード先が紹介してありますので、やってみたい人もサンプルを使って気軽に始められます。
上達へのステップ
グラフィックレコーディング上達のステップとして、以下をおすすめしています。
①プレゼン動画を聞いて練習しよう
②勉強会や会議でスケッチノートを取り、現場の空気に慣れよう
③人前でやってみよう
④お手本を真似して良いところを取り入れよう
⑤自分のスタイルを見つけよう
⑥仲間を見つけよう
まずは、①②から日常に取り入れて行ってレベルアップしていくのが良いですね。
本書でおすすめの動画なども紹介されていますので、見てみると勉強になります。
会議などでも要点を掴むように意識していくと自分の中で腹落ちしやすいと思います。
ポイントを押さえて分かりやすくて楽しめるグラレコを作ってみたいです。
感想
思い返してみれば、グラフィックレコーディングを使った研修とかやったことありましたが、グラフィックレコーディグの手法についてちゃんとした解説を聞いたいりしたことは無かったです。
まず、導入教育とかでグラフィックレコーディングの研修とかやってみると、後々の議論系の研修とかはスムーズにいくかも知れません。
ものごとのまとめ方という点でも要点が押さえてあってとても分かりやすかったです。
分かりやすい絵の描き方もアドバイスされています。
何かまとめたいことがあるけど、上手くいかなくて困っている方、分かりやすい表現を取り入れたい方におすすめの一冊だと思います。
ご一読ありがとうございます。