こゆのときどき日記

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「仕事に使える!棒人間図解大全」を読んで

概要

タイトル:仕事に使える!棒人間図解大全

著者  :MICANO

 簡単になんとなくで描けてしまう棒人間ですが、ちょっとしたコツで上手くなったり、表現の幅が広がったりします。

 本書には、そんな技法がたくさん書かれています。

 ひと手間加えてあなたの書く棒人間を進化させてみませんか?

丸と棒だけでできた「棒人間」。

簡単そうに書けそうだけど、やってみると意外と難しい・・・

 

それって、ちょっとしたコツを知らないだけです。

基本のことこそ、知れば目からウロコ!

 

本書ではビジネスにも役立つ「棒人間の描き方」をゆるくまじめに解説します!

(準備 p)

構成

はじめに

1章  準備

2章  基本

3章  言葉

4章  動作

5章  感情

6章  進化

7章  区別

8章  遠近

9章  漫画

10章 展開

図展  素材

ポイント

脊椎(背骨)を意識しよう

 頭からの伸びる体の線は、脊椎を意識すると上手く書けると本書では述べています。

 そのためには、背骨が多くの骨が積み重なってできている構造をイメージするといいようです。

 これは、人間だけでなく背骨のある動物全体に応用できます。

 私もそうなんですが、棒人間の胴体の線を描くときにまっすぐ描いてしまうことが多いです。

 背骨の構造を意識して曲線を加えることで生物感を出すことができるようになります。

魚の軸に足をつける、腕をつける

 人の足の付け根は魚の動きを参考に、魚の曲がる部分から足の線を伸ばすと人間感が出てきます。

 首の長さのバランスを考えて腕をつけるとバランスのいい人間の形が出来上がります。

 腕を描くときは筋肉を表現することを意識するとシルエットは曲線になります。

 頭から伸びる線と同様、曲線が表現豊かな棒人間を描くためのポイントのようです。

膝関節の基本

 移動する動きを表すには膝の描き方がポイントです。

 膝の曲げ方で速さ、上下移動の動きを表すことができます。

 ちょっと難易度が高くなってくるので、棒人間だけでなく地面や階段を意識すると描きやすくなってくると思います。

 動きが表現できるようになると、描けるシーンも多くなってきますので棒人間を描く楽しさ倍増要素になりますね。

 感想

 棒人間の奥深さが詰まった一冊になっています。

 他にも、背景を加える、動線を加えるなど工夫を加えることで棒人間の活用場がどんどん増えていきます。

 「仕事に使える!」とありますが、仕事以外にも活用できると思います。

 必要な線は少ないので、何かを描いてみたい人なら誰でも始められるところも棒人間の強みです。

 解説とともに棒人間も一緒に載っていますので、どのようにすれば描けるのか絶対に分かります。

 私も一つ描いてみました。

 ちょっと何かを表現したい、棒人間を描いてみたもののもう少し分かりやすくしたいなど考えている方にはおススメな本です。

 ご一読ありがとうございます。

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読書する人

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