「地方創生大全」木下斉 著(2016年)を読みました。
田舎暮らしで以前から気になってはいたのですが、やっと手が出ました。
地方活性化事業についてどういった構造的な問題があるか5つの視点で整理しています。
・ネタの選び方 →付加価値が低く地域全体の再生につながらない
・モノの使い方 →必要以上に高いコストのハードで初期投資が回収できない
・ヒトのとらえ方 →働く人と顧客双方について考えた視点、食べさせられるか
・カネの流れの見方→本当に利益が出ているか、財政負担が増加していないか
・組織の活かし方 →「計画経済」のようなアプローチしかできていないのではないか
※自分が分かりやすいよう少々アレンジしてまとめています。
どの視点にも共通して言及されていることは公共だよりでは上手くいかない。
事業として民間で利益が上げられるようにすることが大切だということです。
実際の成功事例、失敗事例も併せて紹介していて理解しやすかったです。
また、個人としては自分の仕事について置き換えて考えると普段の生活にも活かせるかと思いました。
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