概要
会場・期間
会場:長崎県美術館
会期:4月8日(土)~6月11日(日)
企画展開催概要
17世紀初頭から20世紀後半までのさまざまなスペインに関わる美術作品を展示しています。
ドン・キホーテ、闘牛などのスペインならではの題材やピカソやダリなどの作品も観ることができます。
豊富な作品からスペイン美術の時代の流れを感じることも出来ます。
異国情緒、豊饒な芸術文化、歴史的建造物の数々…。みなさんはスペインという国にどのような印象を抱くでしょうか。本展はスペインに関わる版画制作の史的展開を、17世紀初頭から20世紀後半までの長大なスパンで概観する、これまでにない企画です。写し伝えることのできる版画という芸術メディアを用いて拡がっていったスペインのイメージについて、200点を超える作品から探ります。ゴヤやフォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリら巨匠たちのスペイン版画の系譜を辿ることに加え、それらの影響下に英仏で制作された作品も多数紹介します。
本展の出品作は、国立西洋美術館と長崎県美術館所蔵のスペイン美術コレクションを中心にすべて国内で所蔵されている作品であり、日本におけるスペイン美術の受容と豊かなコレクション形成の様相も浮き彫りになることでしょう。
展示作品
山の中のドン・キホーテ
小説「ドン・キホーテ」の世界がオノレ・ドーミエによって描かれています。
愛馬ロシナンテに背筋を伸ばしてかっこよくまたがっている姿は凛々しいですが、物語の空想の世界と考えると面白くもあり物悲しく見えてきます。
他にも、ドン・キホーテの物語の一説を描いた姿は面白かったり少し怖かったりと興味深く鑑賞することができます。
それ吹け
題名通りそれ吹けですが、「そっち」という作品です。
小さい絵なのでよく見ないと見過ごしそうですが、気づいて思わず笑ってしまいました。
アニス・デル・モノのポスター
お酒の宣伝用ポスターです。
小さいグラスを持ったスペイン風?の女性がボトルを持った猿を連れていて印象的でした。
ポスターも大きく宣伝効果も抜群です。
当時は、こんな感じがオシャレだったのかと感じさせてくれます。
まとめ
スペインを描いた作品が豊富に鑑賞できる展示会です。
時代も感じながら、それぞれの作品を鑑賞するとより楽しめると思います。
作品もしばしは面白さを狙ったものもあったりしますが、横に添えられている解説文も凝っていてちょっとした落ちまでつけていたりもします。
絵画を見て、解説を見ても楽しめる展示会になっています。
場所も港に近く、街からも近いので観光がてら立ち寄りやすい所にあります。
近くに行かれた際は是非行ってみてください。
ご一読ありがとうございます。