概要
タイトル:写実絵画の魅力
世界初 写実絵画専門美術館「ホキ美術館」に見る
著者 :安田茂美
松井文恵
ホキ美術館に所蔵されている写実作品の数々の紹介と合わせて、作家さんたちのインタビューから写実絵画へ至った経緯や絵画に込めた思いについて知ることができます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、、フェルメール、シャルダンから現代までつながっている、ものごとの本質に迫ろうと注がれた画家たちのまなざし。
写実絵画の魅力とは何でしょうか。
画家が一年に数点しか描くことができないほど時間をかけてモチーフと向き合い、その存在を描いた作品。
その世界を目の当たりにすると、絵は、現実以上に多くのことを私たちに語りかけてくるのを感じていただけるでしょう。
(カバー袖)
構成
はじめに
作家のことば
資料編
ポイント
作家の言葉
ホキ美術館に絵画を展示している作家さんのインタビューが収録されています。
写実絵画を始めたきっかけ、技法へのこだわり、写実絵画にかける哲学、目指しているものなどについて語られています。
14名もの作家さんにインタビューされていますので、それぞれの方の考え方や作品に対してのエピソードなどが知れて興味深いです。
作品紹介
インタビューと共に、作家さんの作品も紹介されています。
どれもリアルで、描き上げるのには想像を超えた労力がかかっています。
インタビューでの作家さんの哲学や絵画のエピソードがありますので、より身近に感じることができます。
実際の作品は、もっと大きく迫力もあるので観たくなってしまうと思います。
感想
写実絵画の作家さんについて知れるきっかけになる一冊だと思います。
ホキ美術館の写実絵画は、全国でも巡回展をしているます。
鑑賞する機会は思ったよりあるかも知れないので、鑑賞する機会がありましたら読んでいると展示会をより一層楽しめると思います。
写実絵画に興味のある方、ホキ美術館に行く予定のある方にとっておすすめな一冊です。
ご一読ありがとうございます。