概要
タイトル:心が折れる職場
著者 :見波利幸
人の心を折ってしまう危ない職場についての特徴、なぜ心を折ってしまうのかについて述べられています。
もしかしたら、おかしな環境にいることに気づくかもしれません。
自分を守るためにも、周囲と接する際にも知っておいた方が良い内容になっています。
本書は、メンバーの心を折ってしまう職場にはどのような特徴があり、そこで何が起こっているのか、具体的なエピソードを紹介しながら解説します。
心が折れる職場がもたらす問題は、メンバーを不幸にするだけでなく、生産性の低下によって、ほかの職場にも大きな影響を与えます。
もはや、心が折れる職場を放置することはできません。誰もが働きがいを持って、前向きに仕事に取り組める職場を実現させることが急務になっています。
そのために、何ができるのか。皆さんと一緒に考えてまいりましょう。
(はじめに p4)
構成
はじめに
1章 飲み会が少ない職場は危ない
2章 「アドバイス上手」な上司が部下の心を折る
3章 なぜ運動部を経験していないと、心が折れやすいのか
4章 90分のメンタルヘルス研修で、不調者が増える理由
5章 心が折れない職場とは?
おわりに
ポイント
職場の2つのコミュニケーション
職場におけるコミュニケーションについて、「業務上」「業務外」の2つの順番の大切さを述べています。
まずは「業務上」のコミュニケーションからです。
業務上のコミュニケーションが出来ていない状態は、職場の中での信頼関係が出来ていない状態です。そこからは「業務外」のコミュニケーションは成立しません。
「業務上」のコミュニケーションは、問題解決だけでなく問題を抱えている人の心情を汲み取ることが大切です。
雑談も大事ですが、まずは仕事をする関係であることを忘れてはいけないですね。
職場の信頼は仕事で築かないといけないです。
ちゃんと出来てるか、日々反省です。
大事な一言
仕事をしていると、時には厳しく対応しなければならない状況もあります。
そんな時、頑張ったりしたプロセスを認める一言を付け加えることが大切です。
自分をきちんと見てくれていると感じるだけで、精神的にも安定します。
叱責して終わり、ではいけないです。
厳しい時ほど時間がなかったりして、事実確認だけになったりするので落ち着いて一言加えられるようになりたいです。
感想
心を折る職場について、環境や対応など紹介されています。
こんな職場嫌だと思う反面、やらかしていないかと反省もしながら読み進めました。
ちょっとしたことでも相手の受け取り方は変わってしまうので、一言加えるなど少しのことを惜しまずすることの重要性を感じました。
職場環境が気になる方、仕事のメンタルヘルスが気になる方にとっておすすめな一冊です。
ご一読ありがとうございます。