概要
タイトル:残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録
著者 :あおいし
残業地獄とほぼ周囲の理解ない職場で働く「ねこくん」が、会社に失望し、転職し、転職先で頑張るまでの心複雑なストーリーです。
動物の愛らしいキャラクターのおかげで、シビアな内容も緩和されています。
社会問題となっている、残業。
本作の主人公も問題に直面する一人だ。
これは”減らない残業”と闘った120日間の記録
(カバー袖)
構成
プロローグ
第一章 「これが普通なの?」長時間労働の日々
第二章 なんだかいつもの僕じゃない?体からのSOS!
第三章 決意の転職活動へ・・・自分の市場価値を知る
第四章 さらば、残業続きの毎日
第五章 はじめての有休休暇。そして新天地へ
エピローグ
ポイント
登場人物
ねこくん:主人公(パワハラ激務職場から転職する物語)
<転職前職場>
職場部長:ペンギン(パワハラクソ野郎、仕事できない)
同僚 :ウサギとクマ(見てむぬふり、聞こえる陰口)
同期(他部署):ウサギ(良い人、だが助けは出せない)
この職場、地獄です。
<転職後職場>
職場部長;キリン(優しい、フォローは?)
先輩 ;イヌ、クマ(優しい、フォローは?)
同期 :ネズミ、トリ(最初は勢いいいが。。。)
この職場、激務です。
リアルさ
絵柄のキャラクターに反して、激務→転職→転職後までの流れの苦しさが生々しく書かれています。
読みながら、「部長酷すぎる!」「同僚それはないだろ!」と、「早く転職しろって!」という思いが止まりませでした。
転職先も激務で大変ですが、頑張って、ねこくん。
いけない一言
転職前のパワハラ上司の言葉もさることながら、転職後の同期とのやりとりは改めて考えさせられることはあります。
心機一転、スキルアップしてバリバリ働きたい!
ほどほどでワークライフバランスを取って働きたい。
それぞれいろんな想いを持って働きに来ているので、想いに対する反論などは注意しないと相手の地雷踏んでしまいます。
特に、弱音を吐かれた時は優しく接してあげないといけないですね。
あと、自分が去るからといって吐き捨てるような物言いは我慢しましょう。
他に言えるところは別にあるはず。
感想
可愛らしいキャラクターのおかげで、心折れず読むことができました。
共感できたら、転職時なのかもしれません。
転職したらしたで、新しい悩みができるかもしれませんが前向きに頑張れたらそれは成功なのかと思いました。
ねこくんの仕事人生は、「これからも続く」ですが是非幸せになって欲しいです。
仕事が苦しい方、キャラクター漫画がお好きな方などにおすすめな一冊です。
ご一読ありがとうございます。