概要
タイトル:仕事はゲームにすると上手くいく
著者 :石川和男
マンガ:松本麻希
著者が奨める仕事をゲームにして楽しむためのテクニックが詰め込まれています。
ゲーム性を使って、複雑になってしまった仕事を単純化してこなしていったり、行動する際の心理的なブレーキを外したりと工夫を凝らして仕事を楽しむ方法を知ることができます。
仕事の時間が楽しければ、それだけで人生は劇的に好転します。
(中略)
この本では、建設会社の総務経理、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師、税理士と5つの仕事を遊びに変えながら楽しんでる私が、仕事をゲームに変える方法をご紹介します。
今回、30コのゲームを用意しました。
本書があなたの人生をより楽しくする1冊になれば幸いです。
(はじめに p2-3)
構成
はじめに
マンガの登場人物
第1章 ゲームの達人仕事術
第2章 時間術ゲーム
第3章 コミュニケーションゲーム
第4章 テクニックゲーム
第5章 ノートゲーム
第6章 究極ゲーム
おわりに
著者プロフィール
ポイント
シューティングゲーム仕事術
1日の仕事を進める時、「好きな仕事」「楽な仕事」「円滑に進む仕事」ばかりから取り掛かりすぎて、面倒で大変な仕事が溜まってしまう。
そんな時は、面倒で大変な仕事も細分化してしまって、少しづつ片付けられるものにしてしまいましょう。
シューティングゲームの雑魚キャラのようにしてしまって、大きな仕事も撃破していきましょう。
確かに、仕事を細分化して早く少しづつでもやれるようにするのは効果的だと思います。
慌てず全体を見て、まずは仕事の最適化から始める、ですね。
掛け合わせNo.1仕事術
会社や組織で自分の立場を確立するために有効な手段として、何か一番になれるものを作ることをオススメしています。
ただ、単純に何か一つのことで一番になることは難しい時は、掛け合わせてナンバーワンを目指す方法があります。
この時、注意すべきなのはニーズと中途半端にならないことです。
ニーズがないと、せっかくのスキルも使えませんし、中途半端なスキルだと足を引っ張ってしまいます。
なかなか一点突破でやって行くのは難しいと思うので行き詰まりを感じたら視点を変える面でもいいと思いました。
また、周囲をよく見て、なさそうなスキル、掛け合わせてみると役立ちそうなスキルを考えてみるもの面白そうです。
私だけが知っている仕事術
こちらは、メモの時短術です。
会議などの限られた時間の中で、効率良くメモを取るために略語を使う方法です。
例えば、「社長」=「syatyou」=「S」といった具合に自分なりの略称を使うことでメモのスピードを上げます。
一語一語ではほんの僅かな時間の違いですが、積み重なると膨大な時間になります。
暗号みたいに使って、「私だけ知っているという」楽しみを増やすといった方法としても有効だと思います。
感想
多くの人が1日の1/3近く過ごしているであろう仕事時間、大変なことが多いと思います。
そんな仕事時間に、ゲーム性を持ち込んで楽しむ方法が本書では紹介されています。
楽しみの積み重ねで、ハリのある仕事生活の助けになると思います。
仕事がマンネリ化して退屈な方、仕事に何か楽しみを取り入れたい方などにおすすめな一冊です。