概要
タイトル :続 多分そいつ、今頃パフェとか食ってるよ。
孤独も悪くない編
マンガ・文:Jam
監修 :名越康文
著者のJamさんが、孤独との向き合い方、自分はどう考えていたかということについて述べています。
以前は、孤独からくる不安に悩まされることも多かったとのことですが、今では孤独も悪くないと思う日も多いそうです。
前作と同様、孤独のモヤモヤした気持ちに対して、かわいらしい4コマ漫画とともに教えてくれます。
人生の悩みは、色々ありますが、対人の悩みと同じくらい、自分の中でぐるぐると回る、孤独によって生まれる悩みも多いと思います。
私はどちらかというと、孤独について考えてきた時間の方が、誰かについて悩む時間より、多かったと思います。
(中略)
この本には、孤独や不安と上手に付き合うための考え方が、全部で六十八個書かれています。前作でも書きましたが、私は何かの専門家や先生ではないので、あまり頭のいいことも、難しいことも言えません。だからこそ、身近な人とちょっと話すくらいの気軽さで、読んでいただけたら嬉しいです。
この本が、孤独や不安を抱える方にとって、少しでもお役に立てる一冊となれますように。
(はじめに p11-13)
構成
はじめに
CHAPTER1 心のモヤモヤ
CHAPTER2 人間関係のモヤモヤ
CHAPTER3 仕事のモヤモヤ
CHAPTER4 世の中のモヤモヤ
解説
あとがき
ポイント
人といるのに寂しい
人とといるときに感じてしまう孤独。
孤独って一人のときに感じるようなもでもなくて、自分に合わない場所などにいるときは、人がいても孤独を感じてしまいます。
「孤独」を感じる根本は、自分の存在を認められる場所の有無だと述べています。
また、孤独にならないために、無理に合わない場へ行ってしまうのは逆効果です。
そこで、孤独に悩んだとき、まずは自分の中で「幸せ」「好きなもの」「必要なもの」を見つめ直すのが良いかとアドバイスしています。
無理せず、自分の周囲を見回していたら意外と充実していたと気づくかもしれません。
忙しいと普段、孤独とか考える時間なかったりしますが、ふと思ってハマってしまうと厄介です。
何となくでも、自分の好きなものとか、居心地のいい場所とか見つけておいておくことは大切ですね。
意見は試食
自分の意見が言えず、何だか孤独を感じてしまうということあるかも知れません。
そういったときは、意見を試食のように「一口どうですか?」といった気持ちで言ってみるのはどうでしょう?
「意見を通す」ことより、「持っている」ことを伝えると考えてみてはとアドバイスしています。
意識高く持って、何もできないより行動に一つ起こしてみることができていいなと感じました。
つまりそうになったら「とりあえず一口どうですか?」といった気持ちで話してみてはどうでしょう。
感想
孤独との付き合い方について考えさせられる一冊です。
一人の状態よりも、どちらかというと人からの意見や自分合わない場に行ったりなど外部的な要因の方が、よっぽど孤独を悪い状態にしてしまうのかなと感じました。
4コマ漫画+解説というスタイルで非常に分かりやすいです。
キャラクターの猫も可愛いので、深刻な悩みの話題もストレスなく読むことができます。
何だか孤独なのかな、と思ったら読んでみるのにおすすめな一冊だと思います。
ご一読ありがとうございます。
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