概要
タイトル:大人のソロキャンプ入門
著者 :ヒロシ
「ヒロシです。」の芸風でも知られているヒロシさんですが、ソロキャンパーとして発信もされています。
ソロキャンプの楽しみやコツについて本音で語っています。
ソロキャンプならでは魅力と楽しみ方、「まずは自然と触れ合うことから始めてみたら?」といった、ちょっとしたキャンプに対する考え方の転換なども話されていています。
二〇二〇年代、ソロキャンプの需要は高まり続けています。
(中略)
このようにブームとなっているソロキャンプですが、ソロキャンパーとして僕が知られるようになると、
「ヒロシさん。ソロキャンプってどう始めればいいんですか?」
「ひとりでキャンプして、何が楽しいんですか?」
などと尋ねられることが多くなりました。
本書は、そんな声に答えるために、僕がソロキャンプの始め方・楽しみ方を語り尽くすという内容になっています。
(はじめに p7-8)
構成
はじめに
序章 なぜ、ひとりでソロキャンプなのか?
第1章 お金をかけずにソロキャンプを始める
第2章 キャンプ専門店以外の道具で自分のカラーを見つけ出す
第3章 キャンプでも好きなものを食べよう
第4章 火打ち石で色気ある焚き火を楽しむ
第5章 「脱ドームテント」で自然ともっと戯れる
第6章 ソロキャンプを一生モノの趣味にする
ポイント
ソロキャンプのメリット
ソロキャンプのメリット、それはなんといっても自由という点です。
グループでのキャンプ、特に自分が責任者になってはできない自由さがあります。
ヒロシさんも、始めはグループでのキャンプをメインにやっていたのですが、自分が全て用意しなければいけなかったり、気を遣ったりと大変だったそうです。
せっかくの休みが「他人のおもてなし」になることも多かったと語っています。
ただ、ここの語りを面白くできる語れるのは、さすが芸人さんだなと読んでいて思いました。
一方、ソロキャンプでは行く場所も、食べるものも、日帰りでもいいし、何だったら気分が乗らなければ途中でやめてもいい。
ソロキャンプでは、自分が主役の自由なキャンプが楽しめます。
確かに、グループでのキャンプって大変なんですよね。
せっかく自然の多いところに来たのにゆっくりできなかったりして。
そこが面白いところでもあるんですが、ソロキャンプではグループにはない楽しみ方ができそうです。
100円ショップ、日用品
キャンプをするにあたって必要と思われる道具、実は意外と持っていたり100円ショップなどで手軽に揃えられたりします。
「キャンプは生活を外へ持っていくだけ」と考えて、あまり構える必要はありません。
ちょっと座る椅子、鍋やフライパン、食器などは誰しも持っているかと思います。
最近のキャンプブームで、100円ショップにアウトドアコーナーができていたりして、活用できます。
カセットコンロの代わりに、固形燃料などを使用したり、キャンプをお手軽に楽しめるようになる要素もたくさん紹介されています。
感想
ヒロシさんのソロキャンプを始めるようになったきっかけや、初心者がソロキャンプをはじめる際のアドバイスが印象に残りました。
グループキャンプの煩わしさは、面白くも共感しながら読めます。
ソロキャンプって自由に気軽に楽しめるものだよ、という想いが感じられて好きなことを話されている感じが読んでいてこちらも良い気持ちにさせてもらいました。
中、後半はキャンプの道具や使い方の上級者向けの内容にもなっているので、普段キャンプをされている方も楽しめる内容になっています。
キャンプに興味がある方、よく行かれる方、ヒロシさんに興味のある方にはおすすめな一冊です。
ご一読ありがとうございます。