概要
会場・期間
会場:熊本市現代美術館
会期:10月1日(土)~12月18日(日)
企画展開催概要
紙を利用した様々な作品が展示されています。
紙自体の素材を生かしたもの、製品となった紙から新たに作品を生み出したものと個性的な作品と出会えます。
今から2000年以上も前に発明されて以来、私たちの生活のあらゆる場面に浸透した必要不可欠な素材、「紙」。情報の記録や意思伝達をはじめ、ものを包む、液体を拭う、光をとおす・・・など、その機能と役割は枚挙にいとまがありません。「紙」の幅広い活躍は、しなやかで応用しやすい性質や特長によるものですが、そこには人間が与えた何らかの操作や社会の中での機能が伴っています。「紙」になるまでも「紙」となってからも、人とのかかわりなしには存在しない素材なのです。
本展ではそのような「紙」「紙製品」に注目し、独自の表現へと昇華させた現代アーティストをご紹介します。彼らの作品は「紙の上に」ではなく、「紙とともに」アイデアを視覚化したものと言えます。誰にとっても馴染みのある「紙」をとおして、本展のアーティストたちが投げかける問いは、私たちを取り巻く世界や価値観を様々な角度から照らし出してくれることでしょう。
展示作品
写真撮影も可(フラッシュは不可)です。
さしがさばな
忘れ物の傘とい草の端材から作った紙を組み合わせて、花を作り出しています。
花の造形も綺麗ですし、茎の部分傘の柄がオシャレ感が出ています。
部屋一面に飾られた、さしがさばなはカラフルなものもあり、影も合わせて幻想的な雰囲気がでています。
地のかけら
同じ大きさの紙を切り抜いて、切り抜き部分をずらすことで大地をかたどっています。(大地は私の感想です)
紙の重なりですが、正面からのえぐり取られたように見えるところに力強さを、側面から見える紙の薄さに繊細さを感じます。
いろんな角度から楽しめて見応えがあります。
名称の庭
図鑑から切り抜いたキノコなどを部屋一面にちりばめられています。
部屋に小さい図鑑の植物が生えているといった感じで、集まっている感じがかわいらしくて楽しめます。
くしゃくしゃおばけ
ロープと新聞紙で作った遊具が展示されています。
部屋の中いっぱいに展示されているので、歩きながらいろんな角度から観て楽しめます。
さわってよし、乗ってよしの作品なので、こどもとかいる方は一緒に行くと楽しめると思います。
まとめ
紙をテーマにして、様々な作家さんの作品を楽しむことができました。
一枚だけだとただの白い紙ですが、手を加えたり組み合わせたりすることで素晴らしい作品が出来ていくことが分かります。
また、はがきなど使用後の紙製品を利用した作品もあって、面白い作品の作り方も見ごたえがありました。
大人は見て楽しんで、子どもは遊んで楽しめる作品もあるので、近くにお立ち寄りの際は是非行かれてみてください。
ご一読ありがとうございます。