こゆの読書と美術の備忘録

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「苦しかったときの話をしようか」を読んで

概要

タイトル:苦しかったときの話をしようか

著者:森岡

 USJの経営再建にもかかわっていた森岡氏がキャリアについての考え方を述べています。

 自身の子供の成功を願って書こうとしたものから始まっており、自身の経験を踏まえて書かれています。

 この世界は残酷だ。しかし、それでも君は確かに、自分で選ぶことができる!

(はじめに p013)

構成

はじめに 残酷な世界の”希望”とは何か?

第1章  やりたいことがわからなくて悩む君へ

第2章  学校では教えてくれない世界の秘密

第3章  自分の強みをどう知るか

第4章  自分をマーケティングせよ!

第5章  苦しかったときの話をしようか

第6章  自分の”弱さ”とどう向き合うのか?

おわりに あなたはもっと高く飛べる!

 

 ポイント

 第1章~第4章にかけては、これから社会へ出る方へのキャリアも組み立て方について参考になると思います。

 私の中では以下のような点について書かれていることが重要と感じました。

 ・自分のキャリアにとって重視すべき「軸」は何か

 ・自分にとって決定的に向いていない仕事につかないことが大切

 ・自分のキャリアにおける目的を立てよう(仮説でもOK)

 ・強みは必ず好きなことにある

 社会に出る前に知って考えておけば、より良い努力や選択をする参考になったと後悔すら感じてしまいます。

 

 第5章~第6章では、著者の経験を踏まえて苦しい時どう向かい合ってきたかが述べられています。

 苦しい時に潰れないようにするために参考にしたい点として

 ・新しい環境に身を置くときは、予め最後尾からスタートする自分をイメージする

 ・最も大切なことは目的の方向に向かって成長し続けること

 ・行動を変えるのには時間がかかる、好ましい行動をとれる確率を上げていく

 この章での内容は、社会に出てからでも参考になる点も多いと思います。

 

感想

 自身の子供に向けたものが原点となっているので、高校生や大学生が読んでおくと将来が変わってくるのかと思いました。

 私も学生のときに読んで知っておけば・・・と感じました。

 第5章、第6章の話は、著者の仕事上の経験についても語られれているので、社会人の方が読んで参考になると思います。

 題名になる苦しかったときの話はここで述べられています。

 働いていると大なり小なり同様な悩みはあり、そこで著者がどう考えているか読んでみて興味深かったです。

 

  ご一読ありがとうございます。

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