こゆのときどき日記

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「メイド・イン・九州」を読んで

概要

タイトル:メイド・イン・九州

著者:産経新聞九州総局

 九州に拠点を置く企業のサービスや製品が出来上がっていく中での課題・苦悩・成功の物語が描かれています。

 企業の成り立ちの話もありますので、歴史も踏まえて製品の物語を読みことができます。

  本書は、平成25年10月1日から産経新聞「九州・山口特別版」で連載中の「九州の礎を築いた群像」のうち、26年7月16日から27年6月17日までに掲載したTOTO、タカギ、コカ・コーラウェスト、福岡証券取引所、内山ホールディングスという九州に拠点を置く5社・法人の歴史と、現在の姿、そしてトップの経営哲学に焦点を当てて紹介した記事をまとめたものである。

(中略)

 TOTOにとどまらない。本書に登場する経営トップ、そして企業の発展を支えた人間たちの言葉は、迫力がある。その「九州男児」たちの思い、企業発展に懸ける思いを、本書を手にしたすべての皆さんに伝えたい。これが本書執筆陣の願いでもある。

(あとがき p284-285)

構成

はじめに

第1章 日本人のお尻を変えた ― TOTO

第2章 「浄水器」の新常識 ― タカギ

第3章 「ビン図目会社」を超えて ― コカ・コーラウエスト

第4章 地方取引所の壮大な実験 ― 福岡証券取引所

第5章 日本一の「もてなし」を ― ウチヤマホールディングス

あとがき

 感想

 会社の立ち上がり物語は面白いです。

 時代も時代なので、働き方は限りなく闇に近いブラックですが、そこに熱さを感じさせてくれます。

 TOTOのウォシュレットは、有名ですので話は知っていましたが電気関係の開発までの苦労などは知らなかったので読んできて面白かったです。

 特に福岡証券取引所の開設と生き残りの話を読んでいると、その他の地方取引所が合併や解散している中で続いて欲しいと感じました。

 書かれた時期が少し前になりますので、コカ・コーラウェストが合併したりと変化はありますが紹介された企業の現在も観てみると読んだ後もより楽しめると思います。

 

 バブル崩壊後、「失われた20年」などと称される平成不況から、日本経済はようやく抜け出そうとしている。同じように、東京一極集中と不況という逆風の中、福証が積み重ねてきた取り組みも、芽を出そうとしている。

「活性協の設立以降の蓄積が、開花するときが間もなくやってくる。そうなれば真に九州経済が自立し、地方創生につながるのではないか」

(第4章 地方取引所の壮絶な実験 P242)

 

  ご一読ありがとうございます。

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