概要
タイトル:休み方マネジメント
著者:菅原洋平
作業療法士の著者が「働き方改革」によって変わる仕事のやり方かから「休み方」もうまく合わせてマネジメントして疲れをとろうということを述べています。
多くの企業で見られるのは、働き方改革としてある活動が導入されたものの、社員の方々がその本来の意味を知ることなく、ただ「やること」や「やってはいけないこと」が増えて疲れている様子です。
(中略)
柔軟な働き方が取り入れられると、当事者には、自分出た働き方と休み方を同時にマネジメントする技術が求められます。この技術の向上が抜け落ちていしまうと、ただ取り組みに振り回されて疲れてしまいます。
働きながら休息できる習慣をつくること。これが本書の狙いです。
(はじめに p5-6)
構成
はじめに
第1章 働き方改革で「休み方」が重要になってきた!
第2章 仕事は脳が活発な時間帯に集中して取り組む
第3章 脳を疲れさせずに生産性を上げる仕事のコツ
第4章 仕事の質は脳が働きやすい環境で決まる
第5章 脳の疲れに効く!デジタルデトックスの勧め
第6章 睡眠は脳の疲れを回復させる最強のツール
第7章 働きながら休息できる習慣づくりのステップ
おわりに
読むきっかけ
休んでもなかなか疲れが抜けないことが多くなって、ヒントが欲しいと思い手に取りました。
スッキリして週明けを迎えたいです。
感想
休みがあっても次の仕事の日に疲れが残っていたりするので参考にさせて頂きました。
中でも以下の3つは特に興味深かったです。
・朝イチにメールをチェックしてはいけない
朝一は最も仕事がはかどる時間なので、その時間帯はその日に最も重要な作業をしてそれからメールを確認するということです。
確かにメールを見てしまうと頭の中でタスクが増えてしまうのでなるほどと思いました。
・ベッドの上でスマホを扱わない
これは、分かっていることでしたが、解説を読んで改めてやらないよう気を付けたいと感じました。
脳は、場所と行為をセットで記憶するのでベッドの上でスマホを使うと脳がベッドを視覚野や言語野を使う場所と学習してしまうようです。
・起床時間を揃える
寝る時間を揃えるの方が大事なのかと思っていましたが、著者は就寝時間をそろえようとすると、5分、10分早く寝て睡眠時間をとれるチャンスを逃していると述べています。
そして、起床時間を揃えると同じ時間には眠くなってくると述べています。
確かに、まだ時間があると思ってダラダラして寝るのが遅くなってしまうこともあるので起床時間の方に意識を向けてみるのもいいかと思いました。
スッキリした休み明けを過ごすために休み方を改革していきたいですね。
ご一読ありがとうございます。