概要
タイトル:科学的な適職
著者:鈴木祐
サイエンスライターの著者が科学的根拠をもとに、仕事を選ぶときの判断基準として「大罪」「徳目」「悪」という観点で解説しています。
好きなことを仕事にしよう。安定した業種を選ぼう。フリーランスこそ至高の働き方だ。スキルアップできる会社に入ろう。自分だけの強みを生かそう。コモデティ化しない職種が最高ー。
世の中には、さまざまなキャリアアドバイスが存在します。いずれの考え方にも一定の説得力があり、どれに従うべきかとまどってしまう人は少なくないはずです。
が、これらのアドバイスが問題なのは、その大半が個人の経験や嗜好にしかもとづいていない点にあります。
(中略)
これからお伝えしていく研究結果を現実に活かすには、あなたの価値感やライフスタイルを組み込んだ、自分だけの「適職の選び方」を編み出す必要があります。その具体的な方法をお伝えするのが、本書です。
(はじめに p6-7)
構成
はじめに
序章 最高の職業の選び方
ステップ1 幻想から目覚める
-仕事選びにおける7つの大罪
ステップ2 未来を広げる
-仕事の幸福度を決める7つの徳目
ステップ3 悪を取り除く
-最悪の職場に共通する8つの悪
ステップ4 歪みに気づく
-バイアスを取り除くための4大技法
ステップ5 やりがいを再構築する
-仕事の幸福度を決める7つの計画
おわりに
読者特典
参考文献
読むきっかけ
今の仕事があっているのか、果たして適職なんてものがあるのか。
漠然としかイメージ出来ていないので判断基準があったら知りたいと思い手に取りました。
感想
「大罪」「徳目」「悪」をみて、自分は結構ヤバい状況かもと思ってしまいました。
「ジョブクラフティング」など判断基準紹介されていて興味深い内容になっています。
どんな基準にもメリット・デメリットがありその点も解説してあり分かりやすかったです。
人それぞれ適職は異なると思いますが、これから仕事を探す方や転職を考えている方には特におススメな一冊になると思います。
職業選択にありがちな7つの大罪
大罪1:好きを仕事にする
大罪2:給料の多さで選ぶ
大罪3:業界や職種で選ぶ
大罪4:仕事の楽しさで選ぶ
大罪5:性格テストで選ぶ
大罪6:直感で選ぶ
大罪7:適性に合った仕事を求める
仕事の幸福度を決める7つの徳目
徳目1:自由
徳目2:達成
徳目3:焦点
徳目4:明確
徳目5:多様
徳目6:仲間
徳目7:貢献
最悪の職場に共通する8つの悪
1位:ワークライフバランスの崩壊
2位:雇用が不安定
3位:労働時間が長い
4位:シフトワーク
5位:仕事の裁量権がない
6位:周囲からのサポートがない
7位:組織内に不公平が多い
8位:通勤時間が長い
ご一読ありがとうございます。